きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけ|洗わず小分けが正解、凍ったまま使い切るコツ

きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけのイメージ画像 料理・食材保存

きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけの答えを先に書くと、洗わない・石づきを落とす・使う形に切って平らに凍らせる、この3つです。きのこはスポンジのように水を吸うので、洗ってから保存すると内側から傷みます。買ってきたパックのまま野菜室に入れておくと、二日目には内側に水滴がつき、数日でぬめりが出ることもあります。逆に切って凍らせておけば、味噌汁にも炒め物にも凍ったまま放り込めて、忙しい日の下ごしらえがまるごと消えます。この記事では冷蔵と冷凍の使い分け、種類ごとの切り方、そして水っぽくしない使い方までまとめました。

きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけの基本|まず洗わないこと

きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけで最初につまずくのが、「とりあえず洗う」という習慣です。きのこの組織はスポンジに近く、水にさらすとかさも軸も吸い込んで、含んだ水はなかなか抜けません。これがぬめりと傷みの引き金になり、炒めても香りが立たず、べちゃっとした仕上がりになります。

スーパーのしめじ、しいたけ、えのき、まいたけの多くは屋内の菌床栽培でつくられています。土に触れていないので、目に見える汚れはおがくずくらいのものです。気になる部分は乾いたキッチンペーパーで拭き取れば十分です。

洗ったほうがよい例外

  • 天然もの・原木栽培のもの:土やほこり、小さな虫がついていることがあります。さっと振り洗いして、すぐに水気を拭き取ります
  • なめこ:袋詰めのものはざるでさっとすすぐと、ぬめりの雑味が抜けて味がすっきりします
  • 泥や虫が見えるもの:洗ったらその日のうちに加熱調理まで済ませます

共通するのは、洗ったものは保存に回さないという点です。水がついたまま凍らせると氷の膜になり、霜や冷凍焼けの原因になります。

冷蔵ならどれくらい持つか

数日で使う分は冷蔵で構いません。ただしパックのままは避けます。発泡トレーとラップの中は湿気がこもり、きのこが出す水分の逃げ場がありません。

  1. パックから出す。石づきは付けたままにする(先に切ると切り口から傷む)
  2. キッチンペーパーで軽く包む
  3. ポリ袋か保存袋に入れ、口はゆるく閉じる
  4. しいたけはかさを下、軸を上にして置き、ひだの面を守る
  5. 野菜室へ。3〜4日で使い切るのが目安

ペーパーが湿ってきたら取り替えます。日数は目安なので、においと手ざわりで判断を。四日を超えそうだと分かった時点で冷凍に切り替えるほうが、結果的においしく食べられます。

冷凍の手順は5つだけ

  1. 洗わない:汚れは乾いたキッチンペーパーで拭き取る
  2. 石づきを落とす:おがくずのついた硬い根元を、必要な分だけ切る。切りすぎるともったいない
  3. 使う形に切る・ほぐす:味噌汁用なら小房、炒め物用なら大きめ、と使う場面を思い浮かべて決める
  4. 平らにして袋に入れる:冷凍用保存袋に重ならないよう広げ、空気を抜いて閉じる。袋の上から菜箸で溝をつけておくと、あとで折って使える
  5. 金属トレーにのせて冷凍室へ:早く凍るほど細胞が壊れにくく、食感が残りやすい

保存期間は3〜4週間が目安です。冷凍室でも乾燥は少しずつ進むので、袋に日付を書いておくと奥で行方不明になりません。

まな板の上に並べたしめじとしいたけ

しめじ・しいたけ・えのき・まいたけ 種類別の下処理

ひとくちにきのこといっても、石づきの形も繊維の向きも違います。凍らせる前にどこを落としてどう切るかを決めておくと、あとの調理が驚くほど楽になります。

種類 石づきの扱い 冷凍前の切り方 凍ったまま使いやすい料理
しめじ 根元の硬い部分だけ切る 手で小房にほぐす 味噌汁、炒め物、炊き込みご飯
しいたけ 軸の先の硬い部分だけ切る かさは薄切りか半分、軸は縦に裂く 煮物、鍋、肉料理の付け合わせ
えのき 根元を2〜3cm切り落とす 長さを半分にして小分けにほぐす スープ、鍋、和え物
まいたけ ほぼ不要(株のまま売られている) 手で食べやすい大きさに裂く 汁物、炒め物、ご飯もの
エリンギ ほぼ不要 輪切り、縦裂き、短冊から用途で選ぶ ソテー、炊き込みご飯、煮込み
マッシュルーム 軸の先だけ 薄切り(レモン汁を少量ふると変色しにくい) スープ、シチュー、パスタ

しめじとまいたけは包丁をほとんど使わない

しめじは根元がひとつながりなので、硬い部分を横一文字に切り落とし、あとは手で裂きます。包丁で刻むより断面が自然になり、味がしみやすくなります。まいたけは石づきがほとんどないので、株をそのまま手で割るだけ。この2種類は下処理が1分で終わるので、時間のない日でも冷凍に回しやすいきのこです。

しいたけは軸を捨てない

しいたけで捨てるのは、軸の先の、おがくずがついた硬い部分だけです。残りの軸は繊維に沿って縦に裂けば、かさとは別のコリコリした食感になります。かさは料理に合わせて薄切りか半分に。丸ごと凍らせると包丁が入らないので、必ず切ってから凍らせてください。

えのき・エリンギ・マッシュルーム

えのきは根元をやや多めに切り落とし、長さを半分にしてからほぐします。長いまま凍らせると塊になって取り出しにくくなります。エリンギは繊維がしっかりしていて冷凍後も歯ごたえが残りやすく、輪切りにして帆立のように使うのもおすすめです。マッシュルームは切ると変色しますが味に問題はなく、気になるならレモン汁を少しふります。

数種類を切ったら、ひとつの袋に混ぜて「きのこミックス」にしておくと便利です。味噌汁にひとつかみ、パスタにひとつかみと、袋を開け直す手間がなくなります。下ごしらえをまとめて済ませる発想は「スナップえんどう 筋 ない 取り方|簡単で時短のコツ」と同じで、平日の自分を助けてくれます。

しめじの石づきを包丁で切り落とす手元

きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけの使い方|解凍せずに加熱する

きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけで最も多い失敗は、冷凍室から出して自然解凍してしまうことです。溶けたきのこはぐったりして水が出て、炒めても水煮のような仕上がりになります。凍らせたきのこは、凍ったまま鍋やフライパンに入れるのが原則です。

なぜ解凍すると水っぽくなるのか

細胞の中の水分は凍ると体積が増え、細胞壁を内側から押し広げます。そのまま溶かすと、広がった隙間から水が抜け出し、旨味も一緒に流れ出ます。凍ったまま加熱すれば水が液体になる前に調理が進むので、流出を抑えられます。電子レンジの解凍機能も使わないでください。

凍ったまま使える料理

  • 味噌汁・スープ:沸いた汁に凍ったまま入れる。出た水分も汁の一部になるので損がない
  • 炊き込みご飯:米と調味料をセットしたあと、凍ったきのこを上にのせて炊く
  • パスタ:オイルとにんにくを熱したところに凍ったまま入れ、水分を飛ばしながら炒める
  • 鍋・ホイル焼き:下ごしらえなしでそのまま加える
  • 常備菜:数種類まとめて煮て、めんつゆで味を付けた含め煮に

炒め物で水が出てしまうとき

  1. フライパンを先にしっかり熱してから、凍ったまま入れる
  2. 一度に入れる量はフライパンの半分まで。詰め込むと温度が下がって蒸し焼きになる
  3. 最初の1分は触らない。動かすほど水が出る
  4. 味付けは水分が飛んでから、最後に手早く

それでも気になるなら、耐熱容器に入れて電子レンジで1〜2分加熱し、出た水分を捨ててから炒める方法もあります。ひと手間かかりますが、香ばしく仕上げたいときには効きます。

旨味が増えるという話について

「きのこは冷凍すると旨味が増える」とよく言われます。細胞が壊れることで、加熱時に旨味成分が外へ出やすくなるため、と説明される話です。家庭の台所で数値を測れるわけではないので断定はできませんが、汁ごと食べる味噌汁や鍋では違いを感じるという声が多いようです。少なくとも冷凍で味が落ちると身構える必要はありません。

傷んだきのこの見分け方

  • 表面がぬるぬるして、触ると糸を引く
  • 酸っぱいにおいや、ツンとした刺激臭がする
  • 茶色や黒っぽい、水気を含んだ変色が広がっている
  • 白いふわふわしたものが出ている(しめじの根元に出る綿状の菌糸は正常なこともありますが、見分けがつかなければ避けます)
  • パックや袋の底に水がたまっている

生鮮品の日持ちを見極める考え方は「刺身 翌日 食べれる 保存|鮮度を保つ簡単テクニック」でも触れています。家庭での食品の扱い方は厚生労働省が基本的な考え方をまとめているので、迷ったときは確認を。少しでも怪しいと感じたら、加熱すれば大丈夫と考えずに処分してください。

冷凍したきのこを凍ったまま味噌汁の鍋に入れる場面

きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけのよくある質問

冷凍したきのこをサラダなどに生で使えますか

使えません。きのこは種類を問わず加熱して食べる食材で、冷凍は加熱の代わりにはなりません。凍らせたものも必ず火を通してから食べてください。

買ってきたパックのまま冷凍してもいいですか

おすすめしません。発泡トレーが断熱材の役割をして凍るまでに時間がかかること、石づきが付いたまま凍ると包丁が入らないこと、塊で凍ると使いたい分だけ取り出せないことが理由です。切り分けるまで5分もかかりませんから、買った日に済ませるのがいちばん楽です。

白く乾いて冷凍焼けしたものは食べられますか

においや変色がなければ、味と食感は落ちますが食べられないわけではありません。煮込みやスープなど汁を含ませる料理に回すと気になりにくくなります。防ぐには袋の空気をしっかり抜き、平らにして早く凍らせ、目安の期間内に使い切ることです。空気に触れさせないことが品質を守るという点では、「紅茶 保存 開封後 期間|美味しさ長持ちのコツと注意点」の密閉の考え方と共通します。

干ししいたけと冷凍したしいたけは同じように使えますか

別物と考えてください。干ししいたけは水分を抜いて風味を凝縮させたもので、戻し汁そのものがだしになります。冷凍したしいたけは生の状態を一時停止しているだけなので、だしは出ますが乾物ほどの濃さはありません。濃い風味がほしい煮物には干ししいたけ、手軽さなら冷凍という使い分けです。

小分けにした保存袋を冷凍庫の引き出しに立てて並べた様子

まとめ|きのこは買った日に切って凍らせる

きのこ 保存 冷凍 しめじ しいたけのポイントは、買ってきた日に5分だけ手を動かすことに尽きます。

  • 洗わない。汚れは乾いたキッチンペーパーで拭き取る
  • 冷蔵なら石づきを付けたままペーパーで包み、野菜室で3〜4日が目安
  • 冷凍は石づきを落として使う形に切り、平らに小分け。3〜4週間で使い切る
  • しめじとまいたけは手でほぐす、しいたけは軸まで使う、えのきは半分に切る
  • 解凍しない。凍ったまま鍋やフライパンへ入れる
  • ぬめり、酸っぱいにおい、袋にたまった水は使わない合図

きのこは一年を通して値段が安定していて、家計の助けになる食材です。特売でまとめ買いしても、切って凍らせておけば無駄になりません。食品ロスを減らす取り組みは消費者庁も呼びかけているところで、使い切れる形にしてから保存するというのは、そのまま節約にもつながります。

今日はまず、冷蔵庫に残っているしめじとしいたけのパックを開けて、石づきを落とし、保存袋に平らに入れて冷凍室に立てるところから始めてみてください。

保存袋に平らに広げたしめじとしいたけ

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