台風 備え 家庭 準備 リストを探している方の多くは、進路予報に自分の住む地域が入った直後だと思います。台風が地震と違うのは、近づいてくるまでに数日の猶予があることです。つまり、やることと順番さえ決まっていれば間に合います。逆に当日になってから慌てて買い出しに走ると、店の棚は空で、外は風が強くて危険という状態になりがちです。この記事では、数日前・前日・当日・通過後の4つの時間軸に分け、家の外、家の中、備蓄、持ち出し袋の順にやることを並べました。台風が接近しやすいのは例年8月から9月です。全部を一度にやろうとせず、上から手を付けられるところまで進めてください。
台風 備え 家庭 準備 リスト|まずは4つの時間軸に分けて考える
備えがうまくいかない原因は、やることの多さより「いつやるか」が決まっていないことです。買い出しは数日前でないと間に合いませんし、窓まわりの作業は風が吹き始めてからでは危険です。順番さえ決めておけば、短時間で片づきます。
台風 備え 家庭 準備 リストも、次の4つの区切りに沿って並べています。
| タイミング | 主にやること | ねらい |
|---|---|---|
| 数日前(進路に入ったら) | ハザードマップの確認、買い出し、家の外の片付け | 店にも時間にも余裕があるうちに |
| 前日 | 窓まわりの対策、水の確保、充電、持ち出し袋の点検 | 停電・断水しても困らない状態に |
| 当日 | 外に出ない、情報の確認、避難の判断 | 身を守る行動に集中する |
| 通過後 | 安全確認、片付け、被害の記録 | 二次被害とけがを防ぐ |
最初にやってほしいことが2つあります。ひとつは自宅のハザードマップを見ておくこと。自治体が配布していて、ウェブでも公開されています。浸水が想定されている場所なのか、土砂災害の警戒区域なのかで、優先すべき備えが変わります。マンションの上層階なら浸水より停電と断水がこたえますし、川や崖のそばなら早めの避難が最優先です。
もうひとつは、情報の入り口を決めておくことです。進路や雨風の見通しは気象庁の発表が基本になり、避難に関する情報は住んでいる自治体から出ます。SNSの断片的な話ではなく、この2つを直接見に行くと決めておくと迷いません。台風が来ていない今のうちに、足りないものを書き出しておいてください。

数日前から前日までの 台風 備え 家庭 準備 リスト|家の外・家の中・買い出し
ここが本番です。当日まで残せる作業はほとんどありません。
家の外:飛ぶものと、詰まるもの
風で飛んだものは、自分の家より先に隣の家の窓を割ります。風が出てからの屋外作業は危ないので、数日前のうちに済ませてください。
- 飛びそうなものは室内へ:植木鉢、プランター、物干し竿、サンダル、ごみ箱
- 自転車やバイク:倒しておくか、柱などにロープで固定する
- ベランダの排水口:落ち葉やごみで詰まると水がたまり、室内側へあふれる
- 雨どいや側溝:手の届く範囲のごみを取り除いておく
- 雨戸やシャッター:固まっていることがあるので、開閉できるか先に確かめる
- 物置や車庫の扉:風であおられて開かないよう施錠する
屋根やアンテナ、高い位置の雨どいが気になっても、自分ではしごで上らないでください。台風の前後は、この作業中の事故が起きやすいところです。心配なら、天気が落ち着いているうちに業者へ。
家の中:停電と断水を前提に整える
- 水は飲用と生活用に分けて確保。浴槽に水をためれば断水時の手洗いやトイレに回せます。小さな子どもがいる家庭は、溺れる事故を防ぐため浴室の扉やフタの扱いに注意を
- スマートフォンとモバイルバッテリーを満充電に。ノートパソコンも予備電源になります
- 保冷剤や水を入れたペットボトルを凍らせておく。停電したら冷蔵室へ移せます
- 明かりは手の届く場所に。ろうそくは倒れると火事になるので電池式のライトを
- 常備薬やコンタクト、乳児のミルクとおむつなど、代わりが利かないものを切らさない
- 現金を少し用意し、車は早めに給油。停電するとカード決済も給油もできないことがあります
買い出し:水と食料はどれくらい
備蓄の目安として広く案内されているのは、飲料水が1人1日3リットル、食料は最低3日分、できれば1週間分です。台風では、流通が止まるというより、外出できない期間と停電への備えという意味合いが強くなります。台風 備え 家庭 準備 リストのなかで当日いちばん効いてくるのが水の確保です。
| 品目 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 飲料水 | 1人1日3リットル×3日分から | 生活用水は浴槽などで別に確保 |
| 食料 | 3日分(できれば1週間分) | 加熱なしで食べられるものを必ず一定量 |
| カセットコンロ | 本体1台+ボンベ多めに | 停電するとIHも電子レンジも使えない。換気を忘れずに |
| 明かりと情報 | 電池式のライトとラジオ、予備の電池 | ヘッドライト型は両手が空く。ラジオは通信障害にも強い |
| 衛生 | 携帯トイレ、ごみ袋、ウェットティッシュ | 断水すると水洗トイレを流せないことがある |
特別な非常食は要りません。ふだん食べるレトルトや缶詰、乾麺を多めに買い、古いものから食べて買い足せば、期限切れを出さずに済みます。

当日と通過後にやること|持ち出し袋・避難の判断・後片付け
台風 備え 家庭 準備 リストの後半は、風雨が強まってからの行動です。ものをそろえる話ではなく、どう動くかです。
持ち出し袋は「片手で持てる重さ」で
避難が必要になったときに持って出る袋です。あれもこれも入れると持てなくなるので、中身より先に重さを決めてください。
- 500mlの飲料水を数本、すぐ食べられる食品
- 常備薬、お薬手帳や母子健康手帳のコピー
- 充電器とモバイルバッテリー
- 懐中電灯、予備の電池、小型ラジオ
- タオル、下着と靴下、雨具(両手が空くレインウェア)
- 現金(小銭も)、身分証や保険証のコピー
- マスク、ウェットティッシュ、携帯トイレ、ごみ袋
- おむつやミルク、介護用品など、その家庭で欠かせないもの
置き場所は玄関や寝室など、暗くても手が届くところに。年に一度は中身を出し、食品と電池の期限と着替えのサイズを見直します。
当日:外に出ない、情報を取り続ける
- 雨戸やシャッターを閉め、無い窓はカーテンを閉めておく。割れたときの破片の飛び散りを抑えられます
- 用水路や川、田んぼ、海の様子を見に行かない。毎年、見に行った人が被害に遭っています
- 冠水した道路は歩かない、車でも入らない。アンダーパスは特に危険
- 停電したら冷蔵庫の扉を開けない。開け閉めのたびに冷気が逃げます
- 避難で家を離れるときはブレーカーを落とす。電気が復旧したときの出火を防ぐためとされています
窓に貼るテープもよく聞かれますが、貼ればガラスが割れなくなるものではありません。確実さでいえば雨戸やシャッターが第一で、テープやカーテン、段ボールは飛び散りを抑える補助です。風が強くなってから外側で作業するのは危険なので、やるなら前日までに室内側から。
避難するかどうかは、この記事で決められません。自治体が出す避難情報と、気象庁の警報・注意報を必ず確認してください。夜間や雨風が強まってからの移動はかえって危険です。危険な区域の家庭ほど、明るいうちに動く前提で考えておきます。
通過後:安全を確かめてから片付ける
- 垂れ下がった電線や倒れた電柱に近づかない。感電のおそれがあるので電力会社や自治体へ連絡を
- 水に浸かった家電は電源を入れない。乾いたように見えても、メーカーや販売店に相談を
- ガスのにおいがしたら火気を使わない。窓を開けて元栓を閉め、ガス会社へ。メーターが止まったときの復帰方法はその案内に従います
- 片付ける前に写真を撮る。保険の請求や自治体の手続きで役立つことがあります。必要な書類は契約や自治体で違うので窓口で確認を
- 作業は厚手の手袋と底の丈夫な靴で。割れたガラスや折れた枝を素手やサンダルで触らない
片付けで出たごみは、ふだんのごみと違う扱いになることがあります。環境省も災害で出たごみについて情報を公開していますが、実際の分け方や集積場所は自治体の案内が基準です。勝手に道路脇へ出さず、必ずお知らせを確認してください。
雨を吸った靴を、そのまま下駄箱へ戻すとカビの温床になります。新聞紙を詰めて陰干しする手順は「梅雨 革靴 カビ 対策 防止|大切な一足を傷めずに守る完全ガイド」で詳しく書いています。

よくある質問
台風の備えは何日前から始めればいいですか
買い出しと家の外の片付けは、進路予報に自分の地域が入った時点、目安として2〜3日前から始めると余裕があります。前日になると水やパン、電池、カセットボンベは売り切れていることが多いためです。窓まわりの対策や浴槽の水は前日で構いません。
窓に養生テープを貼れば割れませんか
いいえ。貼ってもガラスが割れなくなるわけではありません。強い風で飛んできたものが当たれば割れます。テープの役割は、割れたときに破片が大きく飛び散るのを抑えることです。確実な順に、雨戸やシャッター、ガラス飛散防止フィルム、テープやカーテン、段ボールと考えてください。貼るなら風が強くなる前に室内側から。通過後は粘着剤が残らないうちに早めにはがします。
備蓄の置き場所がありません。どうすればいいですか
1か所にまとめようとするから場所が足りなくなります。水は玄関や廊下の収納、食品はキッチンの棚、ライトと電池は寝室というように分散させて構いません。分けておくほうが、家のどこにいても手が届きます。それでも足りないなら、季節の入れ替えで棚を一段空けるのが現実的です。「秋 衣替え コツ 収納 断捨離|すっきり快適な季節の準備術」の考え方が、そのまま備蓄スペースづくりに使えます。
停電したとき、冷蔵庫の食品はどうすればいいですか
まず扉を開けないことです。停電した直後に、凍らせておいた保冷剤やペットボトルを冷蔵室へ移し、あとは開けずに我慢します。復旧したら、ぬるくなっていたものや、においや見た目が変わったものは処分を。迷うものを食べて体調を崩すほうが高くつきます。

まとめ|台風 備え 家庭 準備 リストの最終チェック
台風 備え 家庭 準備 リストは、量より順番です。最後に要点を5つだけ。
- 数日前:ハザードマップを確認し、買い出しと家の外の片付けを終わらせる
- 前日:窓まわりの対策、浴槽の水、充電、持ち出し袋の点検
- 当日:外に出ない、様子を見に行かない。情報は気象庁と自治体から取る
- 避難の判断は自治体の避難情報に従う。明るいうちに、早めに動くことを前提に
- 通過後:電線と水に浸かった家電に触らない。片付ける前に写真を残す
まずは今日、自宅のハザードマップを開いて、浸水や土砂災害の想定区域に入っていないかを確認してください。


