秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策|干す前のひと手間と風の道のつくり方

秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策のイメージ画像 季節の悩み

秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策を調べている方の多くは、夏と同じように干しているのに夕方になっても生乾き、という状態ではないでしょうか。秋は気温が下がって水分が空気に移りにくくなる一方で、秋雨や台風があるうちは湿度が下がりきりません。日は短くなり、それでいて暖房を入れるほど寒くもない。乾く条件がひとつも味方してくれない時期です。しかも衣替えでスウェットやトレーナーが洗濯物に混じり始めます。この記事では、洗濯機から出す前のひと手間、干す場所と並べ方、風と除湿の使い方までを、道具を買い足さなくても今日から試せる順に整理しました。

秋になると洗濯物が乾かなくなる、3つの重なった理由

洗濯物が乾くというのは、繊維に残った水分が空気側へ移っていくことです。この移動が進むかどうかは、気温・湿度・風の3つで決まります。秋はこの3つが同時に不利へ傾く、一年でもやっかいな時期です。

気温が下がると、空気が水分を受け取れなくなる

空気が抱えられる水分の量は、気温が高いほど多くなります。真夏と同じ場所に同じように干していても、涼しくなった秋は空気の受け皿が小さく、蒸発のスピードが落ちます。「干し方は去年と変えていないのに乾かない」のは腕の問題ではなく、条件のほうが変わったからです。どのくらい遅くなるかは地域や住まいの断熱によって差が大きいので、自分の家では何時間かかるのかを一度測っておくと、その後の判断がしやすくなります。

秋雨と台風で、湿度だけは下がりきらない

秋は空気が乾いているイメージがありますが、それは晩秋から冬にかけての話です。秋雨前線や台風の影響が残るうちは雨の日が続き、外の空気も湿ったまま。朝晩に冷え込む日は窓が結露し、その水分が部屋に戻ってきます。気温は下がったのに湿度は高い、というちぐはぐな組み合わせが、乾かない状況をつくります。

日照が短く、暖房を入れるほど寒くもない

夏なら夕方近くまで日が差して室温が上がり、午前の遅れを取り戻せました。秋は昼過ぎに日が陰り、そこから室温が上がることはありません。かといって冬のように暖房で室内が乾燥することもない。この「どちらの季節の助けも借りられない期間」が、部屋干しにとっていちばん苦しい時期にあたります。

外に干せない日が増えるのも秋の事情

雨に加えて、地域によっては秋にカメムシが洗濯物につきやすくなり、外干しをためらう家庭もあります。晴れていても夕方以降は空気が冷えて露がおり、取り込みが遅れると干す前より湿ってしまうこともあります。結果として部屋干しの回数が増え、乾かない洗濯物が部屋にたまっていく。秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策は、この「外に頼れない前提」で組み立てるのが近道です。

秋の曇り空の日に室内で乾ききらずに干されている洗濯物

秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策|洗濯機から出す前の5分で差がつく

干し方の工夫より先に効くのが、干す時点で洗濯物に残っている水分そのものを減らすことです。スタート地点の水が少なければ、そのぶん乾き終わる時間も前倒しになります。秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策の中では、いちばん手軽で効果が読みやすい部分です。

厚手のものだけ、脱水をもう一度かける

スウェット、トレーナー、厚手のバスタオル、デニムは、標準コースの脱水では水分が残りがちです。これらだけを取り出して短く脱水をかけ直すと、干し始めの重さが手に持って分かるほど変わります。全部まとめて再脱水するとシワが増えるので、乾きにくいものを選んでかけるのがコツです。脱水の回転数を選べる機種なら、乾きにくい日だけ一段上げてみてください。ただしニットや型崩れしやすい衣類、洗濯表示で脱水時間が制限されているものは対象から外します。

乾いたバスタオルを1枚だけ一緒に入れる

再脱水のときに、乾いたバスタオルを1枚加えると、タオルが水分を吸い取ってくれます。ポイントは1枚だけにすること。何枚も入れると洗濯槽の中で衣類が動かなくなり、かえって水が抜けません。使ったタオルはそのまま干し場に回します。

詰め込まない、洗い終わったら置きっぱなしにしない

洗濯槽いっぱいに詰め込むと、脱水のときに衣類が偏って水分が抜けきりません。容量の7〜8割にとどめると、洗いも脱水も安定します。量が多い日は無理に一度で干さず、2回に分けたほうが結果として早く終わります。
また、洗い終わったまま洗濯槽に放置するのは避けてください。濡れた衣類が密着した状態が続くと、においのもとになります。生乾きのにおいは、湿ったままの時間が長いほど雑菌が増えることが原因といわれています。予約機能を使って、自分が干せる時間に洗い上がるよう合わせておくのが確実です。

干す前にひと振り、形をつくってから掛ける

脱水直後の洗濯物は繊維が押しつぶされています。両手で持って上下に数回大きく振ると繊維が起き、空気に触れる面積が増えてシワも軽くなります。そのうえで、乾きにくいものは形を整えてから掛けます。

  • フード付きパーカー:フードが背中に張りついたままだと最後まで乾きません。ハンガーをもう1本使ってフードを立てるか、裾を上にして逆さに吊るします
  • ジーンズ・チノパン:裏返してポケットを外に出し、ウエストを筒状に開いてピンチで留めます
  • バスタオル:半分に折らず、竿の片側を長く垂らしてずらして掛けます
  • 靴下・下着:ゴムの部分がいちばん乾きにくいので、ゴム側を上にしてピンチで留めます
  • シーツ・カバー類:竿2本にまたがせてM字にするか、1本しかなければ端をずらして重なりをなくします
洗濯機から取り出した厚手のスウェットを再脱水にかける手元

秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策|置き場所と風の道をつくる

ここからが秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策の本番です。同じ部屋の中でも、置く場所を変えるだけで乾く速さは変わります。洗濯物の周りには湿気を含んだ空気の層がまとわりついていて、これを剥がし続けられるかどうかで結果が決まるからです。

窓際とカーテンレールは、秋にはいちばん避けたい場所

日が入るから乾きそうに見えますが、窓辺は外気で冷えやすく、日が陰ったあとは結露する側に回ります。カーテンにも湿気が移り、カビの原因にもなります。狙うのは部屋の中央、壁から30cmほど離した位置です。人が通るぶん空気が動き、天井付近にたまった暖かい空気も使えます。

広い部屋より、狭い部屋に集めて閉め切る

リビング全体を乾かそうとすると、湿気の逃げ場が広すぎて時間がかかります。脱衣所や使っていない洋室に集めて扉を閉め、その部屋だけを乾かすほうが早く終わります。浴室に乾燥機能がなくても、浴室の水気を拭き取ってから干し、扉を閉めて換気扇を回しっぱなしにすると意外なほど進みます。

間隔はこぶし1つ分、長短を混ぜてアーチ状に

ハンガーの間隔はこぶし1つ分、5cmほどが最低ラインです。余裕があればもっと空けます。ピンチハンガーは1つ飛ばしで使うと風の通り道ができます。並べる順番は、外側に長くて厚いもの(バスタオル、ズボン)、内側に短くて薄いもの(Tシャツ、靴下)。全体がアーチ状にへこみ、中央に下から上への空気の通り道ができます。同じ丈のものばかり並べると空気がよどむので、意識して長短を混ぜてください。

サーキュレーターは床から斜め上へ

風を当てる目的は、洗濯物を吹き飛ばすことではなく、まとわりついた湿った空気を入れ替えることです。洗濯物から1〜2m離した床に置き、羽根を30度ほど上に向けて、洗濯物の下端をなでるように送ります。首振りをオンにすれば全体に順番に当たります。1か所に強い風を当て続けても、そこだけ乾いて内側は湿ったままです。扇風機でも代用できますが、直進性の高いサーキュレーターのほうが同じ電力で遠くまで風が届きます。

除湿機とエアコン、換気の使い分け

除湿機は吹き出し口が洗濯物を向くように真下か風上に置き、部屋の扉は閉めます。衣類乾燥モードがあればそれを選びます。エアコンの除湿は、冷やして水分を取る方式だと室温が低い日には効きが鈍ることがあるので、涼しくなってきたら衣類乾燥コースや暖房との併用も検討してください。
換気は、外の空気が乾いている日なら窓を2か所開けて空気の入口と出口をつくると効きますが、雨の日に開けると湿った空気を招き入れるだけになります。天気アプリで外の湿度を確かめてから決めると失敗が減ります。湿度計を1つ干し場に置いておくと、数値そのものより「干し始めより下がってきたか」で状況をつかめるようになります。

取り込む前に、乾きにくい部分だけ触って確かめる

全体が乾いたように見えても、縫い目、ポケットの重なり、襟や袖口の二重になった部分、ゴムの入った部分は最後まで湿っています。ここを手の甲で触って、まわりよりひんやりするならまだ水分が残っています。生乾きのままたたんでしまうと、押し入れやクローゼットの中に湿気を持ち込むことになります。収納の中の湿気については「梅雨 本 湿気 対策 保管|大切な蔵書をカビから守る方法」でも触れているので、衣類以外の持ち物が気になる方はあわせて読んでみてください。
洗剤の選び方や洗濯槽の手入れについては、ライオン花王といった洗剤メーカーが家庭向けの解説を公開しています。手持ちの製品の表示とあわせて確認すると、余計な買い足しをせずに済みます。

部屋の中央でアーチ状に間隔を空けて干された洗濯物とサーキュレーター

よくある質問

除湿機とエアコンの除湿、秋はどちらを使うといいですか

部屋を閉め切って洗濯物だけを狙えるぶん、除湿機のほうが確実です。エアコンの除湿は部屋全体が対象になるうえ、冷やして水分を取る方式では室温が低い日に効きが落ちることがあります。エアコンしかない場合は、衣類乾燥コースがあればそれを選び、サーキュレーターで風を足してください。どちらを使うにしても、扉を閉めて対象の空間を小さくすることが前提になります。

浴室乾燥機やコインランドリーは、費用に見合いますか

時間で選ぶなら見合います。とくに厚手のバスタオルやスウェットは家庭の部屋干しで最後まで残るので、まとめてコインランドリーの乾燥機にかけると短時間で片づきます。雨が続く週にタオル類だけ持ち込む、という使い分けが現実的です。浴室乾燥機は電気代がかかりますが、浴室と脱衣所を閉め切って使えるぶん効率はよく、就寝中に回すという手もあります。毎日使うものではなく、乾かない日の切り札として持っておくと考えると気が楽です。

夜に干して朝取り込む形でも乾きますか

秋は夜間に室温が下がり、朝方は湿度が上がりやすいので、何もせず一晩置くだけでは進みにくくなります。夜干しをするなら、サーキュレーターか除湿機を同じ部屋で動かしておくのが前提です。音が気になる場合は、寝室から離れた脱衣所や洗面所に干し場を移すと運用しやすくなります。

乾いたと思ってしまったのに、翌日なんとなく湿っぽいのはなぜですか

表面だけが乾き、縫い目やゴムの部分に水分が残ったまましまってしまった可能性があります。たたんだ直後は暖かく感じても、時間が経つと内部の水分が全体に広がって湿っぽくなります。取り込む前に厚い部分を触って確認し、少しでも迷ったら30分ほど追加で干してください。収納の中の空気がこもっている場合もあるので、扉をときどき開けて風を通すことも効果があります。

脱衣所に干した洗濯物の下に置かれた除湿機

まとめ

秋に洗濯物が乾かないのは干し方の腕前の問題ではなく、気温・湿度・日照が同時に味方してくれない季節の条件が原因です。やることは次の5つに整理できます。

  • 厚手のものだけ再脱水し、乾いたバスタオルを1枚足して、干す前の水分を減らす
  • 洗濯槽は容量の7〜8割まで。量が多い日は2回に分け、洗い上がりを放置しない
  • 窓際ではなく部屋の中央、壁から30cmほど離して、こぶし1つ分の間隔でアーチ状に干す
  • サーキュレーターは1〜2m離した床から斜め上へ、除湿機は洗濯物の真下、扉は閉め切る
  • 取り込む前に縫い目・ゴム・ポケットを触って確認し、迷ったら追加で干す

秋 洗濯物 乾かない 部屋干し 対策のうち、お金をかけずにいちばん効くのは「干す前に水分を減らすこと」と「間隔を空けて風の道をつくること」の2つです。今日の洗濯物から、厚手のものだけ追加脱水して、ハンガーの間隔をこぶし1つ分に広げるところから始めてみてください。

取り込む前にタオルの縫い目を手で触って乾き具合を確かめる場面

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