まいたけ 冷凍 保存 使い方|洗わず小分け、凍ったまま鍋へ入れるのが正解

まいたけ 冷凍 保存 使い方のイメージ画像 料理・食材保存

まいたけ 冷凍 保存 使い方でつまずきやすいのは、冷凍そのものより使うときの一手です。前の晩に冷蔵庫へ移して解凍すると、水が出てふにゃりとした食感になり、香りも逃げてしまいます。正解は、洗わずに手で裂いて小分けにし、凍ったまま熱い鍋やフライパンへ入れること。この記事では、石づきの落とし方から保存袋への詰め方、1か月を目安にした保存期間、汁物・炒め物・炊き込みご飯での使い分け、そして「茶碗蒸しが固まらない」という定番の失敗の理由まで、台所ですぐ試せる形で順にまとめます。

まいたけ 冷凍 保存 使い方の基本は「洗わない・手で裂く・凍ったまま」

まいたけは水分を吸いやすく、洗うと香りとうま味が流れ出てしまいます。パックのものは屋内の菌床で育てられていて、泥がつくことはまずありません。汚れが見えたときだけ、固く絞ったキッチンペーパーで拭けば十分です。

冷蔵のままだと、開封したまいたけは3〜4日ほどで色が濃くなり、ぬめりや酸っぱいにおいが出はじめます。使い切れないと分かった時点で冷凍に回せば、しなびさせて捨てずに済みます。買った日に半分だけ冷凍する分け方でも十分です。

最大のポイントは、使うときに解凍しないことです。冷蔵庫で自然解凍すると、凍っていた水分が溶けて繊維の間から抜け、フライパンに入れる前からべちゃっとした状態になります。凍ったまま熱い鍋に入れれば、水分が湯気になって飛びながら火が通るので、形も香りも残ります。

  • 冷凍が向く料理:味噌汁、鍋、スープ、炊き込みご飯、煮物、そぼろ、パスタの具
  • 生のほうが向く料理:香りと歯ごたえを楽しむ網焼き、バター焼き、素揚げ、天ぷら

冷凍したまいたけは、生のような弾力のある歯ごたえが弱まり、しんなりした食感に変わります。そのかわり煮汁にうま味が出やすくなるといわれ、汁物や炊き込みご飯なら冷凍のほうが好みだという人もいます。まいたけ 冷凍 保存 使い方の入口は、この使い分けを先に決めてしまうことです。

まな板の上のまいたけと包丁

冷凍する前の下ごしらえ——石づきの落とし方と小分けの単位

まいたけ 冷凍 保存 使い方でいちばん差が出るのが、この下ごしらえです。やることは「かたい部分を落とす」「手で裂く」「1回分ずつ平らに詰める」の3つだけです。

石づきは株の一番下にある白くてかたい部分です。おがくずが残ることもあるので、包丁で薄く切り落とします。深く切りすぎると株が崩れて扱いにくくなるため、色が違ってかたい部分だけを削ぐ感覚で十分です。どこまで取れば安心か迷う下処理という点では、「じゃがいも 芽 どこまで 取る 安全|正しい処理で安心調理」の考え方も参考になります。

石づきを落としたら包丁を置き、あとは手で裂きます。繊維に沿って自然に割れるので切り口がぎざぎざになり、味がよくからみます。大きさは料理に合わせて、汁物なら一口大、炊き込みご飯なら少し小さめ、炒め物なら大きめにします。

  1. 石づき(株の下の白くかたい部分)を包丁で薄く切り落とす。洗わない
  2. 手で裂き、料理に合わせた大きさにほぐす(汁物は一口大、炒め物は大きめ)
  3. 1回で使い切れる量ずつ冷凍用の保存袋に入れ、袋の中で平らに広げる
  4. 空気を抜き、中身と日付を書いて金属製のバットにのせ、冷凍庫へ
  5. 解凍せず、凍ったまま加熱中の鍋やフライパンに入れる

小分けの単位は「1回で使い切れる量」が正解です。迷うときは1パックを2〜3等分から始めてください。

使い道 1袋の目安
味噌汁・スープ(2〜3人分) 1パックの半分
炒め物・ソテー(1皿) 1パックの半分
炊き込みご飯(米2合) 1パック分

金属製のバットにのせると早く凍り、大きな霜がつきにくくなります。まいたけは香りが強い分においももらいやすいので、冷凍庫にキムチや魚があるなら袋を二重にすると安心です。平らに凍らせれば立てて並べられ、在庫も一目で分かります。

なお冷凍は、いたみの進行を遅らせる手段であって、パックの期限表示を延ばす処理ではありません。表示を確認し、期限内のうちに冷凍へ回してください。消費期限と賞味期限の違いは消費者庁が解説しています。

手で裂いたまいたけを保存袋に詰める手元

凍ったまま作れるまいたけ 冷凍 保存 使い方の実例

ここからは袋を出したあとの話です。共通するのは「解凍しない」「すでに熱いところへ直接入れる」の2点だけです。

味噌汁・鍋・スープ

いちばん相性のよい使い道です。沸いた出汁に凍ったまま入れ、1〜2分煮てから味噌を溶きます。まいたけを煮ると煮汁がやや黒っぽくなるので、澄まし汁より、味噌汁や豚汁のほうが見た目の相性がよくなります。汁物をまとめて作りたい人は、「味噌汁 作り置き 日持ち 保存|冷蔵2〜3日を目安に、味を落とさず回すコツ」も参考にしてください。

炒め物・ソテー

フライパンをしっかり熱し、油をひいてから凍ったまま入れます。直後は水分が出るので、菜箸で触りすぎず、強めの火で水気を飛ばしてから他の具と合わせます。味付けは最後です。早い段階で塩や醤油を入れるとさらに水分が出て、炒め物のつもりが煮物のようになります。

炊き込みご飯・煮物

米と調味料をセットしたあと、凍ったまま上に広げてのせて炊きます。まいたけからも水分が出るので、水加減は気持ち控えめにしておくとべたつきません。煮物なら煮汁が沸いてから加え、短時間で火を止めるほうが香りが残ります。

卵料理に入れるときだけ一手間いる

まいたけには卵などのたんぱく質を分解する酵素が含まれていることが知られていて、生のまま卵液に混ぜると茶碗蒸しやプリンが固まらないことがあります。冷凍しても酵素の働きが失われるわけではないので、凍ったまま卵液に入れるのは避けてください。鍋やフライパンで先に火を通し、粗熱を取ってから加えればふつうに固まります。逆にこの性質を利用して、加熱前のまいたけを刻んで肉にまぶし、30分ほど置いてから焼くと肉がやわらかくなる、という使い方もあります。

揚げ物は生のうちに

凍ったまま衣をつけて揚げると、溶けた水分で油がはねやすく、衣もはがれます。天ぷらにするなら生のまいたけを使い、揚げたあとで保存したい場合は「天ぷら 作り置き 冷凍 温め直し|簡単ふんわり美味しく復活」の手順で扱うほうが確実です。

どの料理でも、きのこは中心までしっかり火を通してから食べます。冷凍は菌を死滅させる処理ではなく、増えるのを抑えているだけです。家庭でできる食中毒予防の考え方は厚生労働省が案内しています。

沸いた鍋に凍ったままのまいたけを入れる

よくある質問

まいたけ 冷凍 保存 使い方を調べている人から、よく出てくる疑問をまとめました。

冷凍したまいたけは解凍してから使ったほうがいいですか?

加熱調理に使うなら解凍は不要です。冷蔵庫でも電子レンジでも、解凍すると水が出て食感が落ちます。袋から出したらそのまま鍋やフライパンへ。肉の下ごしらえ用に刻みたいときだけ、表面がゆるむ程度の半解凍にとどめ、すぐ使い切ります。

洗ってから冷凍しても大丈夫ですか?

おすすめしません。吸った水分がそのまま霜になり、香りも食感も落ちます。基本は洗わず拭き取るだけ。どうしても洗ってしまった場合は、キッチンペーパーで水気を徹底的に押さえてから冷凍し、早めに使い切ります。

冷凍したまいたけはどのくらい日持ちしますか?

家庭用の冷凍庫で1か月ほどが目安です。ただし条件つきの数字で、扉の開け閉めが多い、詰め込みすぎ、扉側のポケットに入れている、といった状況では温度が上がりやすく、目安より早く霜や冷凍焼けが出ます。日付を書いて古いものから使い、においや色が変わっていたら無理に食べないでください。

使いかけを冷凍庫に戻してもいいですか?

一度ゆるんだものを凍らせ直すと、水分が抜けて食感が目立って落ちます。戻さずに使い切れるよう、小分けを小さくするほうが結果的にうまくいきます。出しすぎた分は、その日の味噌汁やスープに足してしまうのが早いです。

日付を書いた保存袋を並べた冷凍庫

まとめ

まいたけ 冷凍 保存 使い方のポイントを、もう一度並べておきます。

  • 洗わない。気になる汚れは固く絞ったキッチンペーパーで拭く
  • 石づきだけを薄く切り落とし、あとは包丁を使わず手で裂く
  • 1回分ずつ小分けにして袋の中で平らにし、空気を抜いて日付を書く
  • 保存期間の目安は家庭用冷凍庫で1か月ほど。庫内の使い方で前後する
  • 使うときは解凍せず、凍ったまま加熱中の鍋・フライパン・炊飯器へ
  • 茶碗蒸しなどの卵料理に入れるときだけ、先に火を通してから加える

食感は変わりますが、汁物や炊き込みご飯では冷凍のほうが味が出るという声もあります。今日買ってきたパックを開けたら、まず半分だけ手で裂いて袋に入れ、日付を書いて平らに寝かせるところから始めてみてください。

まいたけの炊き込みご飯と味噌汁

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