ニット 型崩れ 収納 たたみ方|吊るさずたたんで肩や丈の伸びを防ぐ手順と衣替えのコツ

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ニット 型崩れ 収納 たたみ方で押さえたいのは、「吊るさない」「詰め込まない」「汚れを残さない」の3つです。ニットは伸び縮みしやすい編み地なので、ハンガーに掛けたままにすると自分の重みで肩や丈が伸びやすく、たたんでいても上から押しつぶされると折りジワが残ります。基本は、袖を内側に折って身頃を三つ折りにし、引き出しにゆとりを持たせてしまうことです。この記事では、セーターやカーディガンのたたみ方、立てる収納と重ねる順番、どうしても掛けたいときの二つ折り掛け、衣替えでしまう前の洗濯・防虫剤・湿気対策を順に紹介します。

ニット 型崩れ 収納 たたみ方の基本|吊るすと伸びる理由と正しい手順

ニット 型崩れ 収納 たたみ方を見直す前に、なぜニットが型崩れするのかを知っておくと、やるべきことがはっきりします。ニットは糸をループ状に編んだ生地なので、引っ張られると伸びやすく、織物のシャツのようにハンガーで形を保つのが苦手です。

ニットが型崩れする3つの原因

  • 自分の重みで下に伸びる:ハンガーに掛けると、身頃と袖の重さが肩まわりに集中します。厚手で重いニットほど、丈や袖が少しずつ伸びやすくなります。
  • ハンガーの跡が残る:細いハンガーの先端が当たる部分が押し出され、肩にポコッとした出っ張りがつくことがあります。
  • 詰め込み・重ねすぎでつぶれる:たたんでいても、ぎゅうぎゅうに詰めたり上に重い物を重ねたりすると、折りジワが残ったり、ふっくらした風合いが戻りにくくなったりします。

素材による違い

素材 特徴 収納で気をつけたいこと
ウール 弾力があり、軽いシワなら戻りやすい 虫食いの対象になりやすい。汚れを落としてからしまう
カシミヤ 柔らかく繊細で、摩擦や重みに弱い 上に重い物をのせず、ふんわりたたむ。虫食いにも注意
アクリル 軽く、虫に食われにくい 熱や引っ張りで伸びやすいので、吊るしっぱなしは避ける
コットン 湿気を吸いやすく、ウールほど弾力はない しっかり乾かしてからしまう。重みで伸びやすい点にも注意

同じ素材でも、編み方や厚み、混紡の割合で性質は変わります。扱いに迷ったら、洗濯表示や購入時のタグの案内を確認してください。

基本のたたみ方(セーター)

  1. 平らな台やベッドの上に、前身頃を下にして広げる。手のひらで軽くなでてシワを整える(引っ張って伸ばさない)
  2. 身頃を縦に3等分するイメージで、片側を肩ごと内側に折る
  3. 折った側の袖を、折り線に沿ってまっすぐ裾の方向へ下ろす。袖が裾からはみ出すときは、袖口を折り返して収める
  4. 反対側も同じように折り、全体を長方形に整える
  5. 裾から丈を三つ折りにする。収納場所の大きさに合わせて二つ折りにしてもかまわない
  6. ひっくり返して前身頃を上にし、形を整える

コツは、折り山を手で強く押さえつけないことです。折り目をくっきりつけると、着たときに線が残りやすくなります。薄手のニットや大切な一枚は、折り山の内側に丸めたハンドタオルを軽く挟んでおくと、折り目がつきにくくなります。

カーディガン・タートルネックの場合

  • カーディガン:ボタンを留めてから同じ手順でたたむと、前立てがずれにくく、長方形にまとまりやすくなります。
  • タートルネック:首の部分を前に倒すか、内側に折り込んでからたたみます。首まわりをきつく折り曲げると跡が残りやすいので、ふんわり倒す程度にしておきましょう。

平らな台の上でセーターの袖を内側に折りたたむ手元

型崩れさせないしまい方|引き出し・収納ケース・ハンガーの使い分け

ニット 型崩れ 収納 たたみ方は、たたんだ後の置き方までがセットです。きれいにたたんでも、しまい方しだいで形は崩れます。引き出しの深さや手持ちの枚数に合わせて、次の方法を使い分けてください。

引き出しには「立てる収納」

たたんだニットを、折り山を上にして本のように並べる方法です。上から一覧できるので、目当ての一枚を抜き出すときにほかのニットを崩さずに済み、下敷きになってつぶれるニットも出にくくなります。倒れやすい薄手のニットは、ブックエンドや仕切りケースで支えると形を保てます。引き出しの深さに収まらないほどボリュームのある厚手ニットは、無理に立てずに重ねるほうが扱いやすい場合もあります。

重ねるなら「重いものが下、軽いものが上」

浅い引き出しや棚に重ねてしまう場合は、厚手で重いニットを下に、薄手のニットや繊細なカシミヤを上にします。高く積み上げると下のニットに重みがかかり続けるので、重ねるのは数枚までにとどめ、多いときは山を分けましょう。

どちらの方法でも、引き出しや収納ケースには手を差し込める程度のゆとりを残しておきます。すき間がないと出し入れのたびにこすれやすく、湿気もこもりやすくなります。

ハンガーを使うなら「二つ折り掛け」

翌日も着る一枚を掛けておきたいときなど、クローゼットに掛けるなら肩で吊るさない掛け方にします。

  1. ニットを縦半分に折り、両袖を重ねる
  2. 脇の下のあたりにハンガーのフックの付け根がくるように、ハンガーをのせる
  3. 身頃をハンガーの片側に掛けるように折り返し、袖を反対側に掛ける

肩の一点ではなくハンガー全体に重さが分散するので、伸びにくくなります。滑りやすいハンガーだとずり落ちるため、滑り止め付きのものが向いています。下にバーのあるハンガーなら、縦半分にたたんだニットをバーに二つ折りで掛ける方法もあります。ただし型崩れの心配が少ないのはたたむ方法なので、掛けるのはシーズン中の一時置きと考えておくと安心です。

引き出しに立てて並べたたたんだニット

衣替えでしまう前の準備|洗濯・防虫剤・湿気対策

春にニットをしまうときは、たたみ方に加えて「しまう前の状態」と「しまった後の環境」も整えておくと、秋に取り出したときに差が出ます。

汚れを落として、完全に乾かしてからしまう

見た目がきれいでも、ワンシーズン着たニットは一度洗うかクリーニングに出してからしまいましょう。皮脂や汗、食べこぼしが残っていると、しまっている間に黄ばみやにおいの原因になり、衣類を食べる虫も寄りやすくなります。とくにウールやカシミヤなど動物性の繊維は虫食いの対象になりやすく、化学繊維でも汚れが付いた部分は被害を受けることがあります。

自宅で洗う場合は洗濯表示を確認し、形を整えて平干しにし、中までしっかり乾かしてからしまいます。湿り気が残っていると、カビやにおいのもとになります。襟元や袖口の皮脂汚れが時間とともに落ちにくくなるのはシャツも同じで、「ワイシャツ 襟 汚れ 落とし方|頑固な黒ずみを自宅で真っ白に戻す手順」でも落とし方を紹介しています。

防虫剤は種類を混ぜず、表示どおりに使う

  • 種類の違う防虫剤を一緒に使うと、衣類にシミができる場合があります。併用できるかどうかは製品の表示を確認してください
  • 引き出しや収納ケースでは、衣類の上に置くよう案内している製品が多くあります。置き場所と使用量は表示に従いましょう
  • 有効期間の目安が過ぎたら、新しいものに取り替える

湿気をためない工夫

  • 引き出しや収納ケースに除湿剤を入れ、交換時期を守る
  • 押し入れに収納ケースを置くときは、すのこを敷くなどして床との間に空気の通り道をつくる
  • 晴れて空気が乾いた日に、ときどき引き出しや扉を開けて空気を入れ替える

防虫剤と除湿剤を入れた収納ケースのニット

ニット 型崩れ 収納 たたみ方のよくある質問

Q. 収納中についた折りジワはどう直せばいい?

スチームアイロンをニットから少し浮かせて蒸気を当て、手で軽く形を整えてから平らな場所で冷ますと、目立ちにくくなります。アイロンやスチームが使えるかは洗濯表示で確認し、熱に弱いアクリルなどは特に注意してください。

Q. 圧縮袋に入れても大丈夫?

場所は取らなくなりますが、強く圧縮したまま長く置くと、ふっくら感が戻りにくくなったり、深い折りジワがついたりすることがあります。大切なウールやカシミヤのニットは避け、使う場合も空気を抜きすぎない程度にとどめましょう。圧縮袋によっては使えない素材が書かれているので、パッケージの注意書きも確認してください。

Q. クリーニングから戻ったビニールのまましまっていい?

ビニールカバーは持ち帰るまでのほこりよけなので、長くしまうときは外しておきましょう。付けたままだと湿気がこもりやすくなります。ほこりが気になる場合は、通気性のある不織布のカバーに替えるのがおすすめです。

Q. 秋に出したニットはすぐに着ていい?

防虫剤のにおいが気になるときは、風通しのよい日陰にしばらく干すと和らぎます。折りジワがあれば、上で紹介したスチームの方法で整えてから着ましょう。虫食いの穴がないかも、このタイミングで一度確かめておくと安心です。

ニットの折りジワにスチームアイロンの蒸気を当てる様子

まとめ|ニットは吊るさず、ゆとりを持たせてたたんでしまう

  • ハンガーに吊るしっぱなしにせず、たたんでしまう
  • 袖を内側に折り、身頃を三つ折りにして長方形に整える
  • 引き出しには折り山を上にして立てる。重ねるなら重いものを下にし、詰め込みすぎない
  • 掛けるときは脇の下にフックを当てる二つ折り掛けにし、一時置きにとどめる
  • 衣替えでは洗って完全に乾かし、防虫剤は表示を確認、除湿剤で湿気をためない

ニット 型崩れ 収納 たたみ方は、特別な道具を買わなくても、手持ちの引き出しと収納ケースで今日から見直せます。ニットを出す季節は、部屋の乾燥も気になり始める頃です。加湿器を使わない湿度対策は「部屋 乾燥 対策 加湿器 なし|今日からできる湿度アップ術と注意点」も参考にしてください。

まずはクローゼットに掛けっぱなしのニットを1枚取り出し、袖を内側に折る基本のたたみ方で引き出しに立ててみてください。

棚にゆとりを持たせて重ねたニット

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