山芋 とろろ 冷凍 小分け|保存袋で薄く平らに凍らせて、使う分だけパキッと割る

山芋 とろろ 冷凍 小分けのイメージ画像 料理・食材保存

山芋 とろろ 冷凍 小分けのコツは、すりおろしたらすぐに保存袋へ薄く平らに入れ、使う分だけ割れるようにして凍らせることです。毎回同じ量を使うなら、製氷皿で1回分ずつ固めておく方法も便利です。長芋や大和芋は1本買うと使い切るまでに時間がかかりますが、まとめてすりおろして冷凍しておけば、とろろご飯やお好み焼きに必要な量だけ取り出せます。ここでは山芋の種類による違いと下準備、2通りの小分けのやり方、保存期間の目安と解凍のしかた、冷凍とろろの使い道までまとめました。

山芋 とろろ 冷凍 小分けの下準備|種類による粘りの違いと、すりおろすときのコツ

山芋は1本買っても一度に使い切れないことが多く、切り口から傷みやすいのが悩みどころです。すりおろしてから冷凍しておけば、次に使うときにおろし金を出す手間がかかりません。すりおろしたとろろは冷凍しても粘りが残りやすく、家庭で冷凍しやすい食材のひとつです。

長芋・大和芋・自然薯で粘りと水分が違う

「山芋」は、長芋や大和芋、自然薯などをまとめて呼ぶ名前として使われることが多く、種類によってとろろの仕上がりが変わります。地域によって呼び名が違ったり、同じ種類でも個体差があったりするので、次の表はおおまかな傾向として見てください。

種類 とろろにしたときの傾向 向いている使い方
長芋 水分が多く、さらっとして粘りは控えめ とろろご飯、そばやうどんにかける
大和芋 粘りが強く、もったりしている お好み焼きの生地、とろろ焼き
自然薯 粘りと風味がとても強い だしでのばしてとろろ汁に

粘りの強いとろろは広がりにくいので、袋の上から手で押し広げて平らにします。

すりおろすときの手のかゆみ対策

山芋の皮の近くには肌を刺激しやすい成分が含まれているといわれ、素手で皮をむいたりすりおろしたりすると、手がかゆくなることがあります。

  • ポリ手袋や薄手のゴム手袋をつけて作業する
  • 作業の前に、手を酢水で濡らしておく
  • 皮を全部むかず、持ち手にする部分だけ皮を残してすりおろす
  • すりおろしが終わったら、手や道具をすぐに洗う

かゆくなったときは、酢水やレモン汁で手を洗うと落ち着きやすいといわれています。赤みや腫れが強いとき、なかなか治まらないときは、無理をせず医療機関に相談してください。

変色が気になるなら酢を数滴

すりおろしたとろろは、空気に触れると少しずつ色がくすんでいきます。冷凍する前に酢を数滴混ぜておくと、色の変化をおさえやすくなります。入れすぎると酸味が出るので、ほんの少しで十分です。すりおろしたら時間を置かず、そのまま小分けの作業に移ることも色をきれいに保つコツです。

おろし金で長芋をすりおろしている手元

山芋 とろろ 冷凍 小分けのやり方|保存袋で薄く平らにする方法と製氷皿で固める方法

小分けのしかたは、保存袋を使う方法と製氷皿を使う方法の2通りです。どちらも、だしや醤油で味付けしないで凍らせておくと、とろろご飯にもお好み焼きにも使い回せます。

方法1:保存袋に薄く平らに入れ、筋をつけて凍らせる

  1. 冷凍用の保存袋にすりおろしたとろろを入れる。袋をコップに立てて口を外側に折り返しておくと、ジッパー部分に付きにくい
  2. 袋を平らな場所に置き、空気を抜きながら5mm〜1cmほどの厚さにならす
  3. 袋の上から菜箸を押し当てて、格子状に筋をつける
  4. 金属製のバットにのせて冷凍庫に入れ、平らなまま凍らせる
  5. 凍ったら立てて収納し、袋に冷凍した日付を書いておく

使うときは、袋の上から筋に沿ってパキッと折り、必要な分だけ取り出します。残りはすぐに空気を抜いて冷凍庫へ戻しましょう。薄く凍らせるほど早く凍り、解凍も短い時間で済みます。使う量が決まっているなら、その量ごとに袋を分けておくのも手です。

方法2:製氷皿で1回分ずつ固める

  1. 製氷皿にとろろをスプーンで入れ、ふたかラップをかける
  2. 冷凍庫に入れて、しっかり固まるまで凍らせる
  3. 凍ったら製氷皿から取り出し、冷凍用の保存袋にまとめて入れて空気を抜く

製氷皿の1マスに入る量は製品によって違うので、最初に大さじで量っておくと「とろろご飯1杯分は2個」のように使う数を決めやすくなります。粘りの強いとろろは取り出しにくいことがあるため、シリコン製の製氷皿や、おかず用の小分けカップを使うと外しやすくなります。

どちらの方法が向いているか

方法 向いている使い方 気をつけたいこと
保存袋で薄く平らに 量をまとめて冷凍したい。冷凍庫のすき間に立てて収納したい 割るときに1回分の量がばらつきやすい
製氷皿で1回分ずつ 毎回決まった量を使う。汁物やそばに少しずつ足したい 凍ったあとに取り出して袋へ移す手間がかかる

果物の冷凍なら、切り方別の凍らせ方をまとめた「いちじく 保存 冷凍 食べ方|半解凍シャーベットが一番おいしい。切り方別の凍らせ方と使い道」も役に立ちます。

保存袋に薄く平らに入れたとろろに菜箸で筋をつける様子

冷凍とろろの保存期間と解凍のしかた|冷蔵庫でゆっくり戻して使い切る

保存期間は1か月程度を目安に

家庭の冷凍庫で保存するなら、1か月程度を目安に使い切りましょう。凍っていても、扉の開け閉めによる温度の変化や乾燥で、風味や食感は少しずつ落ちていきます。袋に書いた日付を見て古いものから使い、霜が多くついていたり冷凍庫のにおいが移っていたりしたら、早めに加熱する料理に回します。酸っぱいにおいや変色など、明らかにいつもと違うときは食べずに処分してください。

解凍は冷蔵庫か流水で

使う分だけを器や保存容器に移し、冷蔵庫でゆっくり解凍するのが基本です。量にもよりますが数時間はかかるので、夕食に使うなら朝のうちに冷蔵庫へ移しておくと安心です。急ぐときは、袋の口をしっかり閉じて水が入らないようにし、流水に当てて解凍します。常温に長く置いて解凍するのは避けましょう。

厚生労働省の家庭向けの食中毒予防の案内でも、解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行うこと、水で解凍するなら気密性のある容器に入れて流水を使うことが挙げられています。ただし、とろろを電子レンジにかけると加熱ムラで部分的に火が通りやすく、食感が変わることがあります。生で食べるなら、冷蔵庫か流水での解凍が向いています。

解凍したらよく混ぜてその日のうちに。再冷凍はしない

解凍したとろろは水分が少し分かれていることがあるので、よく混ぜてから使います。解凍後はその日のうちに食べきり、残ったものを再冷凍するのは避けましょう。冷凍と解凍を繰り返すと風味や食感が落ちますし、前述の厚生労働省の案内でも、食中毒菌が増える場合があるとして注意が促されています。1回で使い切れる量に分けておくことが、山芋 とろろ 冷凍 小分けでいちばん大切なポイントです。

冷凍とろろの使い道

  • とろろご飯・麦とろ:解凍したとろろをだしと醤油でのばしてかける
  • まぐろの山かけ・とろろそば:そのままのせるだけで一品になる
  • お好み焼き:生地に混ぜると、ふんわりした焼き上がりになりやすい
  • とろろ焼き:卵やだしと混ぜて、耐熱皿や小さなフライパンで焼く
  • 味噌汁:仕上げに加えて、やさしいとろみをつける

山かけやとろろそばには、大根おろしを添えてもさっぱり食べられます。大根を1本買ったときの保存は「大根 保存 葉 切る 冷蔵庫|葉を落として立てるだけで、みずみずしさが2週間続く」も参考にしてください。

解凍したとろろを器に移して混ぜている様子

よくある質問

すりおろさずに、切った山芋のまま冷凍してもいいですか

皮をむいて使いやすい長さに切った山芋をラップで包み、保存袋に入れて冷凍する方法もあります。凍ったまますりおろすこともできるので、使う直前におろしたい人には向いています。とろろとして使うことが決まっているなら、すりおろしてから小分けにしておくほうが、使うたびの手間がかかりません。

だしや醤油で味付けしてから冷凍してもいいですか

味付けしたとろろを冷凍することもできますが、とろろご飯向けの味になり、お好み焼きなどには使い回しにくくなります。いろいろな料理に使いたいなら、味付けせずに凍らせ、解凍してから料理に合わせて味をつけるのがおすすめです。

解凍したとろろが水っぽいのですが、失敗ですか

解凍したときに水分が少し分かれるのは珍しくなく、よく混ぜればなめらかさが戻りやすくなります。もともと水分の多い長芋は、大和芋や自然薯に比べて水っぽく感じやすい傾向があります。気になるときは、お好み焼きやとろろ焼きなど加熱する料理に回すと使いやすくなります。

冷凍しておけば、手はかゆくなりにくいですか

冷凍したからといって、かゆみの原因になる成分がなくなるとは限りません。ただ、かゆくなりやすいのは主に皮をむいてすりおろす作業のときなので、山芋 とろろ 冷凍 小分けの作業をまとめて済ませておけば、手袋をつけて作業するのは1回で済みます。肌が敏感な人は、解凍したとろろもスプーンなどで扱い、素手で触らないようにすると安心です。

製氷皿で小分けに凍らせたとろろ

まとめ

山芋 とろろ 冷凍 小分けは、すりおろしたら時間を置かず、1回で使い切れる量に分けて凍らせるのが基本です。

  • 長芋はさらっと、大和芋や自然薯は粘りが強い傾向がある。使い道に合わせて選ぶ
  • すりおろすときは手袋や酢水でかゆみ対策をし、変色が気になれば酢を数滴混ぜる
  • 保存袋に5mm〜1cmほどの厚さで平らに入れ、菜箸で筋をつけておくと必要な分だけ割れる
  • 毎回同じ量を使うなら、製氷皿で1回分ずつ固めてから保存袋にまとめる
  • 保存期間は1か月程度が目安。解凍は冷蔵庫か流水で行い、解凍後はその日のうちに使って再冷凍はしない

とろろをかけた温かいご飯

山芋が余りそうなときは、冷凍用の保存袋と菜箸を用意して、まずは1本分をすりおろして平らに凍らせてみてください。

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参考リンク

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