干し芋 白い粉 カビ 見分け方|サラサラの粉は糖分、ふわふわの綿毛や異臭はカビのサイン

干し芋 白い粉 カビ 見分け方のイメージ画像 料理・食材保存

干し芋 白い粉 カビ 見分け方で迷ったら、まず「粉がどう付いているか」と「におい」を確かめましょう。表面全体にうっすら広がり、触るとサラサラしていて、においにも変化がなければ、麦芽糖という糖分が結晶になった白い粉で、食べても問題ありません。反対に、綿のようにふわふわ盛り上がっている、一点から丸く広がっている、青や緑などの色が混じる、カビ臭さやツンとしたにおいがする場合はカビを疑います。この記事では、白い粉の正体、家庭でできるチェックポイント、カビを防ぐ保存方法を順に紹介します。

干し芋の白い粉の正体は麦芽糖|カビではなく、糖分が表面で結晶になったもの

袋を開けたら干し芋の表面が白っぽくなっていて、カビが生えたのかとドキッとした経験はないでしょうか。干し芋 白い粉 カビ 見分け方のチェックに入る前に、まず粉の正体を押さえておきましょう。この白い粉は「白粉(しろこ)」と呼ばれ、主に麦芽糖(マルトース)が結晶になったものです。

干し芋は、蒸したさつまいもを干して作ります。その過程でさつまいものデンプンが分解されて麦芽糖などの糖ができ、水分が抜けるにつれて、表面に出てきた糖が結晶になって白く見えるようになります。粉そのものが糖分なので、付いたまま食べても問題はありません。干し芋の生産者やメーカーが「甘さのしるし」と説明しているのはこのためです。

白い粉が出やすいのはこんなとき

白い粉の出方は、原料のさつまいもの状態や加工の時期、買ってからの保管状況によってまちまちです。同じ商品でも、袋によって粉の量が違うことは珍しくありません。一般に、次のような干し芋ほど粉が出やすいといわれます。

  • 糖度が高く、しっかり乾燥させたもの
  • 作ってから時間がたち、乾燥が進んだもの(できたては粉が少なく、寝かせるうちに増えていく)
  • 保存中に温度や湿度の変化を受けたもの

冷蔵庫にしばらく入れたままにしていたら、取り出したときには粉で真っ白になっていた、ということも起こります。粉が増えていること自体は傷んだサインではありません。ただし、白い粉が付いているからといってカビが生えていないとは限らないので、次の項目で確かめてください。

表面にうっすらと白い粉がふいた干し芋

干し芋 白い粉 カビ 見分け方|色・形・広がり方・におい・手触りの5つで確かめる

干し芋 白い粉 カビ 見分け方の基本は、1つの特徴だけで決めず、いくつかの項目を重ねて見ることです。明るい場所で、表と裏の両面を確認しましょう。

チェック項目 白い粉(糖分) カビの疑い
白、またはうっすら白っぽい 濁った白のほか、青・緑・黒・ピンク・赤茶色などが混じる
細かい粉や結晶で、表面に張り付いている 綿毛やホコリのように、ふわふわと盛り上がっている
広がり方 表面全体に薄く、ほぼ均一に広がる 点状に出て、そこから丸く広がる。斑点が散らばる
におい 干し芋らしい甘い香りのままで、異臭はない カビ臭い、ツンとくるアルコールのような発酵臭がする
手触り サラサラしている 綿のようにふわっとした感触がある

1. 色:白以外の色が点々と見えたら食べない

青や緑の斑点は、干し芋に生えるカビとして特に多いものです。ピンクや赤茶色、黒い斑点もカビの可能性があります。糖分の粉は基本的に白一色なので、白以外の色が点々と混じっていたら、その時点で食べるのはやめましょう。

2. 形:粉か、綿毛か

糖分の粉は結晶なので、盛り上がらずに表面へ張り付いています。白カビは虫の繭のような綿毛状になり、横から見ると少し立体的に盛り上がっています。干し芋を斜めに傾け、窓の光などを横から当てると、盛り上がりの有無がわかりやすくなります。

3. 広がり方:全体に薄くか、一点から丸くか

糖分の粉は、表面全体にうっすら出るのが一般的です。一方カビは、ある一点から円を描くように広がる「コロニー」を作ります。薄い粉のなかに、そこだけ濃くて丸い白いかたまりがあったら要注意です。

4. におい:袋を開けた瞬間に確かめる

袋を開けたとき、いつもの甘い香りではなく、カビ臭さやツンとくるアルコールのようなにおいを感じたら食べないでください。においを確かめるときは、カビの胞子を吸い込まないよう、鼻を近づけすぎないようにします。

5. 手触り:怪しいものは素手で触らない

見た目もにおいも問題なさそうなら、食べる直前に清潔な指先で表面に軽く触れてみます。白い粉ならサラサラしています。綿のようにふわっとした感触があればカビの可能性が高いので、それ以上触らずに手を洗いましょう。見た目の段階で怪しいと感じたものは、触って確かめる必要はありません。

黒っぽい部分は「全体に薄くか、斑点か」で判断する

干し芋が全体的にうっすら黒ずんでいるのは、さつまいもに含まれるポリフェノールの一種、クロロゲン酸が酸化したもので、食べても問題ありません。ただし、黒い点がポツポツと斑点状に散らばっている場合は、黒カビの可能性があります。全体に薄く黒いなら成分の変化、点々と黒いならカビを疑う、と覚えておくと迷いにくくなります。

カビを見つけたら、同じ袋の分もまとめて処分する

カビは目に見える部分だけでなく、内部に菌糸を伸ばしていたり、周りに胞子が広がっていたりすることがあります。カビの部分だけを切り取る、表面をはらうといった方法で食べるのはやめましょう。カビ毒の中には、ふつうの加熱では分解されないものもあるため、焼いたり温めたりしても安全にはなりません。1枚にカビを見つけたら、同じ袋に入っていた干し芋もまとめて処分するのが安心です。

干し芋 白い粉 カビ 見分け方をひととおり試しても判断がつかないときは、食べずに処分してください。購入した商品なら、パッケージに記載されたメーカーや販売者の問い合わせ窓口に相談する方法もあります。

明るい窓辺で干し芋の表面を確かめる手元

干し芋にカビを生やさない保存方法|開封後は小分けにして冷蔵・冷凍

干し芋は乾燥させた食品ですが、水分がまったくないわけではなく、とくにしっとりやわらかいタイプはカビが生えることがあります。次のような条件が重なると、カビが出やすくなります。

  • 気温や湿度の高い場所に置いていた
  • 開封後も常温のまま置いていた
  • 素手で触ったものを袋に戻した
  • 水分の多い、やわらかめの干し芋だった

未開封のうちはパッケージの表示に従う

未開封での保存方法や賞味期限は、商品によって違います。常温で保存できるものもあれば、要冷蔵のものもあるので、まずはパッケージの表示を確認しましょう。常温保存の商品でも、直射日光や高温多湿を避けた場所に置きます。暖房の効いた部屋や、日の当たるキッチンカウンターは避けたほうが安心です。

開封後は1枚ずつラップで包んで冷蔵庫へ

  1. 清潔な箸やトングで取り出し、なるべく素手で触らない
  2. すぐに食べない分は、1枚ずつ(または1回分ずつ)ラップで包む
  3. 保存袋や密閉容器に入れ、空気を抜いて口を閉じる
  4. 冷蔵庫に入れ、なるべく早めに食べ切る

冷蔵庫に入れていても、保存中に白い粉が増えることはあります。それ自体は心配いりませんが、取り出すたびに色やにおいを確認する習慣をつけておくと安心です。開封後の食品を冷蔵庫でどう扱うかは、「みりん 保存 開封後 冷蔵庫|長持ちさせるコツと注意点」でも調味料を例に紹介しています。

すぐに食べ切れないなら冷凍保存

食べ切るまでに日数がかかりそうなら、冷凍しておくのがおすすめです。1枚ずつラップやアルミホイルで包み、保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫へ。食べるときは必要な分だけ取り出し、冷蔵庫や室温で解凍するか、トースターなどで軽く温めます。一度解凍したものは再冷凍せず、早めに食べてください。食品を冷凍して上手に食べ切るコツは、「ヨーグルト 冷凍 保存 食べ方|長持ちさせ美味しく楽しむコツ」も参考になります。

1枚ずつラップで包んで保存袋に入れた干し芋

干し芋の白い粉とカビに関するよくある質問

Q. 白い粉は洗ったり、はらったりしてから食べたほうがいい?

A. 白い粉は糖分なので、洗ったりはらったりする必要はなく、そのまま食べて問題ありません。見た目が気になる場合は、温めると目立たなくなることがあります。耐熱の保存袋に入れて湯せんしたところ、粉が溶けたように見えなくなったという生産者の試みもあります。ただし、これは糖分の粉の話です。カビの疑いがあるものは、温めても食べられるようにはなりません。

Q. カビかどうか迷ったら、温めて食べれば大丈夫?

A. 大丈夫とはいえません。カビ毒の中にはふつうの加熱では分解されないものがあるため、カビの疑いがあるものは温めずに処分してください。味見で確かめるのも避けましょう。うっかり口に入れて、酸っぱい、甘くないなど、いつもと違う味がしたらすぐに吐き出してください。

Q. 中が白く硬くなっている部分があるのはカビ?

A. 表面の粉ではなく、干し芋の一部が白く不透明で硬くなっているものは「シロタ」と呼ばれ、カビではありません。さつまいもが育つ時期に畑が乾燥し、芋の水分が少なくなることで起こるとされています。食感や甘みは劣りますが、食べても問題はありません。

Q. 賞味期限内なら、白いものが付いていても安心?

A. 賞味期限は、表示どおりの方法で未開封のまま保存した場合の目安です。開封後に常温で置いていた、湿気の多い場所に置いていたといった場合は、期限内でもカビが生えることがあります。期限にかかわらず、食べる前に見た目とにおいを確かめましょう。

トースターで軽く温めた干し芋

まとめ|干し芋 白い粉 カビ 見分け方は「広がり方とにおい」、迷ったら食べない

干し芋 白い粉 カビ 見分け方で押さえておきたいのは、次の3点です。

  • 表面全体に薄く広がり、サラサラで異臭がなければ、麦芽糖が結晶になった白い粉なので食べられる
  • 綿毛状に盛り上がる、一点から丸く広がる、白以外の色が混じる、カビ臭いといった場合はカビを疑い、同じ袋の分もまとめて処分する
  • 開封後は1枚ずつラップで包んで冷蔵し、すぐに食べ切れない分は冷凍する

白い粉は干し芋の甘さが表に出てきたもので、怖がって捨てる必要はありません。一方で、カビは部分的に取り除いたり加熱したりしても安全にはならないので、判断に迷うものは食べないのがいちばん確実です。購入した商品は、保存方法や賞味期限についてもパッケージの表示やメーカーの案内を確認しておきましょう。

皿に並べた干し芋と保存容器

次に干し芋の袋を開けたら、その日に食べない分を1枚ずつラップで包み、冷蔵庫か冷凍庫に移しておきましょう。

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参考リンク

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