喪中はがき 文例 続柄 書き方|基本形から夫婦連名まで使える文例と、義父・岳父の選び方

喪中はがき 文例 続柄 書き方のイメージ画像 季節の悩み

喪中はがき 文例 続柄 書き方で手が止まりやすいのは、文面の組み立てと、亡くなった方を何と書くかの二点です。文面は「新年のご挨拶を控えるお知らせ」「誰がいつ亡くなったか」「生前のお礼」「今後のお願い」「日付と差出人」の五つを順に並べれば整います。続柄は、故人から見た関係ではなく、はがきを出す人から見た関係で書くのが基本です。この記事では、基本形・故人が二人の場合・夫婦連名・お礼を添える場合の四つの文例と、「義父」「岳父」「妻の父」の選び方を順にまとめます。

喪中はがき 文例 続柄 書き方の基本|文面は五つの要素を順に並べるだけ

喪中はがきは、訃報を広く知らせるための便りというより、「今年は身内に不幸があったので、新年のご挨拶を控えます」と前もって伝える挨拶状です。書く内容はほぼ決まっていて、次の五つを上から順に並べれば形になります。

  1. 新年のご挨拶を控えるお知らせ:「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」など
  2. 誰がいつ亡くなったか:「本年〇月に父 山田一郎が〇〇歳にて永眠いたしました」のように、亡くなった月・続柄・名前・年齢を書く
  3. 生前のお礼:「生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます」など
  4. 今後のお願いと、相手を気づかう言葉:「明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます」など
  5. 日付と差出人:日付は「令和〇年十一月」のように月までにし、住所と氏名を添える

名前や年齢を省き、続柄だけにとどめる書き方もあります。どこまで書くかは家族で相談して決めてかまいません。

書式でよく言われる慣習

文面そのものより迷いやすいのが、細かな書式です。広く説明されている慣習は次のとおりです。

  • 句読点を使わない:「、」「。」の代わりに、一字空けや改行で区切ります。理由には諸説ありますが、改まった挨拶状の書き方として定着しています
  • 頭語・結語を使わない:「拝啓」「敬具」は入れず、冒頭の時候の挨拶も省きます
  • 「賀」の字を使わない:「年賀」「賀正」ではなく、「年始のご挨拶」「新年のご挨拶」「年頭のご挨拶」と書きます
  • 行頭を一字下げない:段落の頭も下げず、各行の書き出しをそろえます
  • 縦書きなら数字は漢数字:「八十五歳」「十一月」のように書きます

どれも法律や規則ではなく慣習なので、地域や家、宗教によって受け止め方には幅があります。印刷サービスの定型文はこうした点を押さえて作られていることが多く、文面は定型文に任せて、続柄と名前だけを自分で確かめる進め方でも十分です。なお、出す時期は相手が年賀状を用意する前(11月中から12月初旬に届くくらい)、出す範囲は二親等までが一つの目安とされています。

無地のはがきと筆ペンが置かれた木の机

場面別の文例|基本形・故人が二人・夫婦連名・お礼を添える場合

ここからは実際の文面です。喪中はがき 文例 続柄 書き方を一度に確かめられるよう、各文例のあとに言い回しと続柄の注意を添えました。日付や名前はダミーなので、ご自身の内容に置き換えてください。一字空けの部分は全角スペースで区切っています。

基本形:一人の身内を亡くした場合

喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年〇月に父 山田一郎が〇〇歳にて永眠いたしました
生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます

令和〇年十一月

〒〇〇〇-〇〇〇〇 〇〇県〇〇市〇〇町〇-〇
山田太郎

もっとも広く使われている形です。一行目の「ご遠慮申し上げます」は、「失礼させていただきます」「欠礼させていただきます」に置き換えても意味は変わりません。

同じ年に二人を亡くした場合

喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年〇月に祖母 山田ハナが〇〇歳にて
〇月に父 山田一郎が〇〇歳にて永眠いたしました
ここに生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに
皆様が穏やかな新年をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます

令和〇年十一月

山田太郎

故人が複数いるときも、はがきは一枚にまとめます。亡くなった日付の順に並べ、「永眠いたしました」は最後に一度だけ置くと、文面がすっきりします。夫側と妻側の両方で不幸があった年も、同じように一枚に書いてかまいません。その場合の続柄は、次の夫婦連名の考え方でそろえます。

夫婦連名で出す場合(妻の父が亡くなった例)

喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年〇月に義父 鈴木茂が〇〇歳にて永眠いたしました
生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます

令和〇年十一月

山田太郎 花子

夫婦連名のはがきでは、夫から見た続柄で書くのが一般的です。妻の父なら「義父」とし、姓が夫と違うときは姓まで書いておくと、受け取った人にも妻側のご不幸だと伝わります。差出人は、夫の姓名に続けて妻の名だけを並べる形がよく使われます。

生前のお礼や、家族葬で済ませたことを添える場合

喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年〇月に母 山田和子が〇〇歳にて永眠いたしました
葬儀は故人の遺志により近親者のみにて執り行いました
ご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます
生前 母に温かいお心を寄せていただきましたこと
家族一同 心より御礼申し上げます
皆様が穏やかな新年をお迎えになりますようお祈り申し上げます

令和〇年十一月

山田太郎

家族葬で見送り、亡くなったことをお知らせしていなかった相手には、「近親者のみで執り行った」ことと「知らせが遅れたお詫び」を一文ずつ添えると事情が伝わります。一般の葬儀で参列やお供えをいただいた方に出す場合は、この二文の代わりに「葬儀に際しましては ご丁重なお心遣いを賜り 厚く御礼申し上げます」のようなお礼の一文を入れる方法もあります。

下書き用の無地の便箋と鉛筆が置かれた座卓

続柄は差出人から見て書く|父・母・義父・義母・祖父母の書き分け

喪中はがき 文例 続柄 書き方のなかで、もっとも取り違えやすいのが続柄です。基準は「はがきを出す人から見た関係」で、亡くなった方から見た関係ではありません。同じ方が亡くなっても、息子が一人で出すなら「父」、その妻が一人で出すなら「義父」になります。差出人本人から見た、主な書き方は次のとおりです。

  • 自分の父母:父・母(義理の親と区別したいときは「実父」「実母」)
  • 配偶者の父母:義父・義母(姓が異なる場合は姓も書く)
  • 自分の祖父母:祖父・祖母
  • 配偶者の祖父母:「妻の祖母」「夫の祖父」のように書くと誤解がない
  • きょうだい:兄・姉・弟・妹。配偶者のきょうだいは義兄・義姉・義弟・義妹
  • 配偶者:夫・妻
  • :長男・次男・長女・次女など

配偶者の祖父母を「義祖父」「義祖母」と書く例もありますが、なじみの薄い言い方なので、「妻の祖母 鈴木キヨ」のように書くほうが伝わりやすいでしょう。

夫婦連名なら夫から見た続柄が一般的|妻側の相手には別の版も

連名にするときは、夫から見た続柄にそろえる形が広く使われています。妻の母なら「義母 鈴木幸子」、夫の母なら「母 山田和子」です。連名のまま「妻 花子の母 鈴木幸子」と書けば、どちらの側の親族かが一目で分かります。

ただし、これも決まりではありません。妻の友人や職場の知人にとっては、「義母」と書かれていても誰のことか分かりにくい場合があります。妻側の相手が多いときは、妻の名前だけで出す版を別に用意し、そちらは妻から見た続柄(「母」)で書く方法もあります。妻側の親族が中心の家では、はじめから妻から見た続柄で書くこともあります。

「義父」「岳父」「妻の父」はどれを選ぶか

配偶者の親を表す言葉はいくつかあり、使える場面が少しずつ違います。

  • 義父・義母:夫側・妻側のどちらにも使える、もっとも一般的な書き方
  • 岳父・岳母:「妻の父」「妻の母」を指す改まった言葉。夫から見た呼び方なので、夫の父母には使わない
  • 妻の父・夫の母など:言葉は平易だが、誰のことかがいちばん誤解なく伝わる

岳父(がくふ)は格調のある言葉ですが、読み方や意味を知らない方も少なくありません。受け取る人の年代や間柄を思い浮かべて、迷ったら「義父」か「妻の父」を選んでおけば、まず誤解は生まれません。

障子越しの光が差す和室に置かれた閉じたアルバムと湯呑み

よくある質問

故人の年齢は満年齢と数え年のどちらで書きますか

いまは満年齢で書く例が多く見られますが、数え年で書く家や地域もあります。どちらかが誤りということはないので、葬儀のときの表記に合わせるか、家族のあいだでそろえておけば十分です。年齢そのものを書かない形も選べます。

名前を書かず、続柄だけにしてもいいですか

かまいません。「本年〇月に父が永眠いたしました」のように、続柄だけの文面も広く使われています。妻側の親族を夫婦連名で知らせるときだけは、「義父」の二文字で誰のことか伝わるかを一度考えてみてください。

印刷の定型文に続柄と名前を入れるだけでは、失礼になりませんか

失礼にはあたりません。喪中はがきは形の決まった挨拶状なので、定型文で出すのはごく普通のことです。自分で確かめておきたいのは、続柄が差出人から見た関係になっているか、故人の名前の字に誤りがないか、の二点です。

手書きで一言添えてもいいですか

喪中はがきには添え書きをしないのが基本とされますが、親しい相手には短い一言を添える人もいます。その場合も近況やお祝いごとには触れず、「寒くなりますのでご自愛ください」のように相手を気づかう程度にとどめておくと安心です。

冬の窓辺に置かれた白い菊の一輪挿し

喪中はがき 文例 続柄 書き方のまとめ

  • 文面は「新年のご挨拶を控えるお知らせ」「誰がいつ亡くなったか」「生前のお礼」「今後のお願い」「日付と差出人」の五つを順に並べる
  • 句読点・頭語と結語・「賀」の字を使わないのが広く知られた慣習。ただし地域や家による違いもある
  • 故人が二人いるときは一枚にまとめ、亡くなった順に並べる
  • 続柄は差出人から見た関係で書く。夫婦連名なら夫から見た続柄が一般的で、妻側の相手向けに別の版を作る方法もある
  • 配偶者の親は「義父」「義母」が無難。「岳父」は妻の父にだけ使い、迷ったら「妻の父」と書く

喪中はがき 文例 続柄 書き方は、形さえつかめば難しいものではありません。細かな作法を突き詰めるより、誰のことを知らせるはがきなのかが相手にきちんと伝わることを優先してください。まずは故人の名前と、差出人から見た続柄を一行ずつ紙に書き出すところから始めてみましょう。

麻ひもで束ねた無地のはがきと老眼鏡が置かれたテーブル

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