りんごをお菓子以外で大量消費する方法|豚肉・カレー・サラダのおかずと冷凍ストックで1箱を食べ切る

りんごをお菓子以外で大量消費する方法のイメージ画像 料理・食材保存

りんごをお菓子以外で大量消費するなら、答えは「おかずに入れる」「朝食で毎日食べる」「残りは冷凍ストックにする」の3本立てです。豚肉の生姜焼きやソテーにはすりおろしを、カレーや鶏肉の煮込みにはすりおろしか大きめに切ったものを、ポテトサラダやにんじんラペには薄切りを使えば、1品で半個から1個ほど減らせます。箱でもらったりんごは、傷のあるものややわらかくなったものから先に使うのが食べ切るコツです。この記事では、ふだんの食事に組み込める使い方と、状態別の使い分け、砂糖を使わない保存の形を順に紹介します。

りんごはおかずに使えば1品で半個〜1個減らせる

お菓子以外の使い道としてまず試したいのが、夕食のおかずです。りんごの甘みと酸味は、豚肉や鶏肉、マヨネーズや酢を使う料理とよく合います。切り方を「すりおろす」「大きめに切る」「薄切りにする」の3つに分けて考えると、いつもの献立に組み込みやすくなります。

すりおろして豚肉のたれに|生姜焼き・ポークソテー

生姜焼きのたれ(しょうゆ・酒・みりん・おろししょうが)に、すりおろしたりんごを加えます。目安は2人分で4分の1〜半個。りんごの甘みが入るので、みりんや砂糖は少し減らしてもまろやかにまとまります。すりおろしたりんごに肉を漬けておくとやわらかく仕上がるともいわれますが、漬ける時間がなければ、焼き上がりにたれごと絡めるだけでも十分です。

ポークソテーなら、肉を焼いたあとのフライパンで薄切りのりんごをさっと焼き、しょうゆと粒マスタードを加えてソースにする方法もあります。焼いたりんごは、付け合わせとしてそのまま添えても肉によく合います。

煮込みに入れる|カレー・鶏肉の煮込み・さつまいもの重ね煮

カレーにはすりおろしを隠し味として入れるのが定番で、4皿分に半個〜1個が目安です。玉ねぎを炒めたあとに加えて一緒に煮込むと、甘みが足されて辛さの角が取れます。

鶏肉との煮込みは、鶏もも肉1枚に焼き色をつけ、くし形に切ったりんご1個と薄切りの玉ねぎを加えて、水とコンソメで15分ほど煮ます。仕上げに塩こしょうで味を調えてください。りんごが少し煮崩れてソースのようになり、パンにもごはんにも合います。

さつまいもとの重ね煮は、輪切りのさつまいも1本といちょう切りのりんご1個を鍋に交互に重ね、少量の水と塩ひとつまみを加え、ふたをして弱火にかけ、さつまいもがやわらかくなるまで15〜20分ほど蒸し煮にします。砂糖を入れなくても素材の甘みで食べられるので、お菓子というより副菜や箸休めとして食卓に出せます。

薄切りにしてサラダ・副菜に|ポテトサラダ・コールスロー・にんじんラペ

  • ポテトサラダ:皮つきのまま薄いいちょう切りにして混ぜる。じゃがいも2〜3個にりんご半個が目安
  • コールスロー:千切りキャベツ4分の1個に、細切りのりんご半個。マヨネーズと酢、塩こしょうで和える
  • にんじんラペ:千切りにんじん1本に、同じく千切りのりんご半個。酢・オリーブオイル・塩で和える

生で使うときは、切ったそばから茶色くなりやすいのが難点です。薄い塩水やレモン汁にくぐらせてから和えると、色を保ちやすくなります。くわしい方法は「りんご 切った後 変色 防止 時間|美味しさ長持ちの秘訣」で紹介しています。

すりおろしりんごのたれを絡めた豚の生姜焼きとりんご

朝食と飲み物で毎日1個ずつ減らす|ヨーグルト・スムージー・すりおろし

おかずだけで箱のりんごを減らそうとすると、どうしても時間がかかります。数を確実に減らすなら、朝食に「毎日1個」を組み込むのが近道です。家族2〜3人で分ければ、1個は無理なくなくなります。

切ってのせるだけの食べ方

  • ヨーグルトに:角切りを無糖ヨーグルトにのせる。甘みが足りなければはちみつを少し(はちみつは1歳未満の乳児には与えないでください)
  • チーズトーストに:薄切りを食パンに並べ、チーズをのせて焼く。甘じょっぱい味で、食事向きの1枚になる
  • シリアルやオートミールに:角切りを加えると食べごたえが出る

スムージーは1杯で半個使える

りんご半個に、バナナ1本または小松菜ひとつかみ、牛乳か水をコップ1杯ほど合わせてミキサーにかけます。皮ごと使う場合はよく洗い、芯と種は取り除いてください。あとで紹介する冷凍のカットりんごを使えば、氷を入れなくても冷たく仕上がります。

すりおろしはドレッシングにもなる

すりおろしたりんごは、そのまま食べるだけでなく調味料としても使えます。すりおろしりんご大さじ3に、酢大さじ1、油大さじ1、しょうゆ小さじ1、塩少々を混ぜれば、サラダや蒸し鶏に合うドレッシングになります。しょうゆとおろしにんにくを合わせれば、焼き肉のたれ風にも使えます。お菓子以外の使い道の中でも、すりおろしは使い道の幅がいちばん広い形です。

角切りりんごをのせたヨーグルトとりんごのスムージーが並ぶ朝食

傷みかけ・ぼけたりんごの使い分け|使う順番と砂糖なしの冷凍ストック

箱のりんごは、全部が同じ状態ではありません。届いたら一度すべて取り出し、状態ごとに分けておくと無駄が出にくくなります。

りんごの状態 向く使い道 優先度と注意点
硬くてシャキッとしている 生のままサラダ、ラペ、ヨーグルトに 急がなくてよい。保存に回す
やわらかい・ぼけている(食感がもそもそする) すりおろしてたれやカレーに。重ね煮や煮込みにも 火を通すと食感の差が気になりにくい
打ち身や小さな傷がある 傷んだ部分を大きめに取り除き、加熱かすりおろしに 最優先で使う
蜜がたくさん入っている 生のまま早めに食べる 日持ちしにくいといわれる
カビがある・異臭がする・果肉が茶色くぶよぶよしている 使わない 食べずに処分する

使う順番は、「傷や打ち身があるもの」「やわらかくなってきたもの・蜜が多いもの」「硬く締まったもの」の順です。蜜入りの特徴は「りんご 蜜入り 見分け方 選び方|お尻の色・重さ・品種で選び、蜜が消える前に食べるコツ」にまとめています。硬いものは「りんご 保存 長持ち 冷蔵庫 方法|2か月先までシャキッと保つ完全ガイド」を参考に、1個ずつ包んで冷蔵しておきましょう。

すりおろし・カットの冷凍

  1. すりおろし:レモン汁を少し混ぜ、冷凍用保存袋に入れて薄く平らにならす。凍ったあとも使う分だけ折って取り出せる
  2. カット:くし形やいちょう切りにして薄い塩水にくぐらせ、水気をふき取ってから、重ならないように保存袋に並べる

冷凍したものは3〜4週間ほどを目安に使い切ります。解凍するとやわらかくなり、生のシャキッとした食感には戻りません。すりおろしは凍ったままカレーやたれに、カットはスムージーや煮込みに使うのが向いています。

砂糖を使わない加熱ストック

いちょう切りのりんご1個分を耐熱容器に入れ、レモン汁を少しふり、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で3〜5分、様子を見ながら加熱します。やわらかくなったら粗熱を取り、汁ごと保存容器に移します。ヨーグルトにのせるほか、豚肉のソテーに添えたりカレーに加えたりと、甘くない料理にも回せます。

砂糖を使わない分、日持ちはしません。冷蔵なら2〜3日を目安にし、それ以上置くなら小分けにして冷凍してください。ジャムやコンポートのように砂糖で煮る方法もありますが、お菓子以外で使い切りたいなら、味をつけないストックのほうが料理に使い回せます。

冷凍用保存袋に平らに入れたすりおろしりんごとカットりんご

りんごの大量消費でよくある質問

Q. 皮はむいたほうがいいですか?

サラダやスムージー、煮込みなら、よく洗って皮ごと使えます。皮の赤が入ると彩りも良くなります。口当たりをなめらかにしたいすりおろしや、小さな子ども向けに作るときは、むいたほうが食べやすくなります。

Q. ぼけたりんごは食べても大丈夫ですか?

水分が抜けて食感がもそもそしてきただけなら食べられます。生では物足りないので、すりおろしてカレーやたれに入れるか、重ね煮や煮込みなど火を通す料理に使いましょう。カビが生えている、酸っぱいにおいやお酒のようなにおいがする、果肉が茶色くぶよぶよしているといった場合は、食べずに処分してください。

Q. 料理に向くのはどんな品種ですか?

紅玉のように酸味のある品種は、加熱しても味がぼやけにくく、料理向きとしてよく挙げられます。ただ、ふじなど甘みの強い品種でも問題なく使えます。甘い品種を使うときは、レモン汁や酢を少し足すと味が締まります。

Q. おかずに入れると甘くなりすぎませんか?

入れすぎなければ、甘さというより「まろやかさ」として感じられることが多いです。心配なら、レシピの砂糖やみりんを減らしてその分をりんごに置き換え、しょうゆ、酢、マスタードなど塩気や酸味のあるものと組み合わせてください。最初は少なめに入れ、味を見ながら足すと失敗しにくくなります。

りんご入りのポテトサラダとにんじんラペを盛った小鉢

まとめ|傷のあるものから、おかず・朝食・冷凍の順に回す

  • すりおろしは生姜焼きのたれやカレー、ドレッシングに。1品で4分の1個〜1個使える
  • 薄切りはポテトサラダ・コールスロー・にんじんラペに。変色は塩水かレモン汁で抑える
  • 朝食に毎日1個を組み込むと、数が確実に減る
  • 傷や打ち身のあるもの、やわらかいものから先に使い、硬いものは冷蔵保存に回す
  • 食べ切れない分は、すりおろしかカットで冷凍する。砂糖なしの加熱ストックは冷蔵2〜3日が目安

段ボール箱から出して状態ごとに分けたりんご

お菓子以外でりんごを減らすには、特別なレシピを覚えるより、いつもの献立に少しずつ混ぜるほうが続きます。

まずは箱のりんごを全部出して状態ごとに分け、傷のあるものを今日の夕食のたれか煮込みに使うところから始めてみてください。

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