生姜湯の作り方とすりおろし・チューブの使い分け|1杯分の生姜の量と、はちみつ・くず粉でとろみをつけるコツ

生姜湯の作り方とすりおろし・チューブの使い分けのイメージ画像 料理・食材保存

生姜湯は、すりおろした生姜とはちみつや砂糖をカップに入れ、お湯を注いで混ぜるだけで作れます。1杯(お湯150ml前後)に使う生姜は、生のすりおろしなら小さじ1/2〜1、チューブなら5〜10cmほどが目安です。香りを楽しみたい日は生のすりおろし、手早く1杯だけ作りたい日はチューブと、場面で選べば無理なく続けられます。この記事では、生姜湯の作り方とすりおろし・チューブの使い分けを中心に、甘みの入れ方、くず粉や片栗粉でとろみをつける手順、作り置きや飲むタイミングの考え方まで順に紹介します。

基本の作り方と、1杯分の分量の目安

キッチンの台に置いた生姜湯のマグカップと、小皿に盛ったすりおろし生姜

分量は、マグカップ1杯・お湯150ml前後を基準に覚えておくと、あとは好みに合わせて増やしたり減らしたりするだけで済みます。

材料 1杯分の目安 ひとこと
生の生姜(すりおろし) 小さじ1/2〜1 1かけ(親指の先ほど)の4分の1〜半分くらい
チューブの生姜 約5〜10cm 少なめに入れ、味を見て足す
はちみつ、または砂糖 小さじ2〜大さじ1 甘さ控えめなら小さじ1から
お湯 150〜180ml 沸かしたてを使う

辛みの感じ方は人によってかなり違うので、初めて作るときは表の少ないほうの量から試してください。

カップ1杯で作る手順

  1. 生姜をよく洗い、皮つきのまま必要な分だけすりおろす(チューブならそのまま絞り出す)
  2. マグカップに生姜を入れ、沸かしたお湯を注いでよく混ぜる
  3. 1〜2分おいて少し冷ましてから、はちみつか砂糖を加えて溶かす
  4. ひと口飲んでみて、甘みや生姜の量を調える

生姜は皮のすぐ下にも香りがあるので、きれいに洗えば皮ごとすりおろしてかまいません。皮の汚れや黒ずみが気になるところだけ、スプーンのふちで薄くこそげ取れば十分です。

沸かしたてのお湯を注いだ直後は、口をつけるには熱すぎます。1〜2分おくと飲みやすい温度になり、そのあいだに生姜の味もお湯になじみます。はちみつは、熱湯に直接入れるより、少し冷めてから加えるほうが香りが残りやすいといわれます。

2杯以上作るなら小鍋で

家族の分までまとめて作るなら、小鍋を使うと手早く済みます。水300〜350mlにすりおろした生姜小さじ1〜2を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして1〜2分温めます。火を止めてから甘みを加え、カップに注ぎ分けてください。鍋の中で生姜の味が全体に回るので、1杯ずつ作るより味のむらが出にくくなります。

生のすりおろしとチューブの違いと使い分け

まな板にのせた皮つきの生姜と、切り分けた生姜の切り口

どちらでも生姜湯は作れますが、香りの強さ、口当たり、手間の3つで違いが出ます。

比べるところ 生のすりおろし チューブ
香りと辛み すりおろした直後がいちばん強い 穏やかに感じることが多い
口当たり 繊維が残りやすい きめが細かく、お湯に溶けやすい
手間 洗う、すりおろす、おろし器を洗う 絞り出すだけ
向いている場面 香りを楽しみたいとき、何杯分か作るとき 朝や仕事の合間に1杯だけ作るとき

生のすりおろしの繊維が口に残るのが苦手なら、カップの上に茶こしを置いてすりおろした生姜をのせ、上からお湯を注いでスプーンの背で軽く押してみてください。汁と香りだけがお湯に移り、繊維は茶こしに残ります。すりおろすときに、生姜の繊維を断ち切る向きでおろし器に当てると、長い繊維が出にくくなります。

チューブは長さか「500円玉」で量る

チューブは計量スプーンで量りにくいので、絞り出した長さで見当をつけます。エスビー食品の案内では、生の生姜1かけ分は、チューブから絞り出した長さで約20cm、小さじ2が目安です。小さじ1ならおよそ10cmになります。ハウス食品は、チューブから500円玉くらいの大きさに絞り出した量を、小さじ1の目安としています。

最初の表にある5〜10cmは、この換算で小さじ1/2〜1に当たる長さです。ただ、チューブは商品によって中身の濃さや出口の太さが違い、同じ長さでも味の出方は変わります。この長さは出発点と考え、少なめに入れて味を見ながら足してください。

原材料も一度見ておきたいところです。チューブの生姜には、商品によって食塩や酸味料などが加えられていて、何が入っているかは商品ごとに違います。塩気が気になる人や、生姜だけの味で作りたい人は、パッケージの原材料表示を確かめてから選ぶと安心です。開封したあとは冷蔵庫に入れ、パッケージに書かれた期間を目安に使い切ります。

生の生姜は、まとめてすりおろして冷凍しておくと楽

毎回おろし器を出すのが面倒なら、次のどれかの形で冷凍しておきます。

  • すりおろした生姜を小さじ1ずつラップで平たく包み、保存袋に入れて冷凍する
  • 製氷皿に小分けにして凍らせ、固まったら保存袋に移す
  • 皮つきのまま丸ごとラップで包んで冷凍し、使うときに凍ったまますりおろす

凍った生姜はカップに入れて熱いお湯を注げば、そのまま溶けます。冷凍しても香りは少しずつ抜けていくので、1〜2か月で使い切れる量にしておくと無駄がありません。すりおろした生姜は冷蔵庫に入れておくと香りが早く飛ぶため、その日のうちに使わない分は冷凍に回すのが無難です。

甘みの入れ方と、くず粉・片栗粉でとろみをつける方法

湯のみに入れたとろみのある生姜湯と、はちみつの入った小さな瓶

はちみつと砂糖、それぞれの入れ方

甘みには、生姜の辛みの角を取って飲みやすくする役目もあります。はちみつを使うとこくと独特の香りが加わり、砂糖ならすっきりした甘さになります。黒砂糖やきび砂糖にすると、色が濃くなり、こくのある味に仕上がります。

量はどれも1杯に小さじ2を基準にして、甘さ控えめなら小さじ1、しっかり甘くしたいなら大さじ1まで増やします。毎日飲む人は、なんとなく足していくうちに甘みの量がかさみやすいので、自分の基準の量を決めておくと調整しやすくなります。

はちみつは、1歳未満の赤ちゃんには与えないでください。乳児ボツリヌス症の原因になることがあり、厚生労働省もはちみつ入りの飲み物を含めて与えないよう呼びかけています。ボツリヌス菌は熱に強く、お湯に溶かしたり加熱したりしても防げません。家族の分をまとめて作るときは、はちみつ入りのものを1歳未満の子が口にしないよう気をつけましょう。

くず粉でとろみをつける

とろみのある生姜湯は冷めにくく、ゆっくり飲みたいときに向いています。くず粉を使うと、つるんとなめらかな口当たりになります。

  1. 小鍋にくず粉小さじ1〜2を入れてスプーンの背で細かくつぶし、砂糖小さじ2と、水150mlのうち大さじ2ほどを加えてよく溶かす
  2. 残りの水を加えて混ぜ、中火にかける
  3. へらで絶えず混ぜ、白く濁っていたのが透き通ってとろみがついたら、弱火にしてさらに30秒ほど混ぜてから火を止める
  4. すりおろした生姜(またはチューブ)を加えて混ぜ、カップに注ぐ

くず粉は粒が固まりになっていることが多く、先につぶしておくと溶け残りません。小さじ1でさらりとしたとろみ、小さじ2でもったりした仕上がりが目安です。市販のくず粉には、葛だけのものと、さつまいもなどのでんぷんを混ぜたものがあり、とろみのつき方が少し違うことがあるので、原材料表示も見ておくとよいでしょう。はちみつで甘くしたいときは、砂糖を入れずに作り、火を止めてから加えます。

片栗粉でも代わりになる

くず粉が手元になければ、片栗粉でもとろみはつけられます。片栗粉はとろみが強く出るので、1杯分なら小さじ1/2〜1で足ります。くず粉と同じく、冷たい水で溶いてから火にかけ、混ぜながら温めてください。熱いお湯に粉を直接入れると、すぐに固まってだまになります。

片栗粉のとろみは、時間がたったり温め直したりすると、ゆるんで水っぽくなりやすい性質があります。片栗粉で作ったものは、作りたてのうちに飲みましょう。

よくある質問

はちみつに漬けた薄切りの生姜が入ったガラス瓶

できあがった生姜湯は作り置きできますか?

1杯ずつ作って、その場で飲むのが基本です。生姜の香りは時間がたつと抜けていき、とろみをつけたものは置いておくうちにとろみの具合も変わります。手間を減らしたいなら、飲み物そのものではなく材料のほうを準備しておくのが向いています。先に紹介した冷凍の生姜のほか、薄切りにした生姜をはちみつに漬けておいても、お湯を注ぐだけで1杯になります。はちみつ漬けは清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存し、早めに使い切ってください。

生姜湯はいつ飲むのがいいですか?

決まった時間はありません。飲むと体が温まると感じる人が多いので、冷え込む朝や、寒い外から帰ってきたとき、お風呂上がりのくつろぐ時間などに飲む人がよくいます。生姜とはちみつ、砂糖だけで作ればカフェインは入らないので、夜に飲むこともできます。寝る前なら甘みは控えめにして、1杯程度にしておくとよいでしょう。なお、生姜湯は温かい飲み物として楽しむもので、体調がすぐれないときに受診や治療の代わりになるものではありません。

辛すぎたとき、物足りないときはどうすればいいですか?

辛すぎたときは、お湯を足して薄めるか、甘みを少し足すと飲みやすくなります。次の1杯からは生姜を減らしましょう。空腹のときに濃いものを飲むと、辛みが胃にしみるように感じる人もいるので、朝いちばんの1杯は薄めにしておくと安心です。反対に物足りないときは、チューブなら1〜2cmずつ、生のすりおろしなら小さじ1/4ずつ足すと、入れすぎを防げます。

子どもでも飲めますか?

子どもは生姜の辛みを強く感じやすいので、生姜を大人の半分ほどにして作り、大人が飲む温度よりしっかり冷ましてから渡してください。はちみつを使うのは、1歳を過ぎてからです。

まとめ

ソファ脇のサイドテーブルに置いた、湯気の立つ生姜湯のマグカップ
  • 1杯(お湯150〜180ml)に、生のすりおろしなら小さじ1/2〜1、チューブなら5〜10cmが目安
  • 香りを楽しむなら生のすりおろし、手早く1杯ならチューブ。生の生姜はまとめてすりおろして冷凍しておくと手軽になる
  • 甘みははちみつか砂糖を小さじ2から。はちみつは1歳未満の赤ちゃんには与えない
  • とろみはくず粉なら小さじ1〜2、片栗粉なら小さじ1/2〜1。どちらも冷たい水で溶いてから火にかける
  • 作り置きするなら、飲み物ではなく冷凍した生姜やはちみつ漬けを用意しておく

まずは手元にある生の生姜かチューブで、表の少なめの量から1杯作り、自分にちょうどいい辛みと甘みを確かめてみてください。

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