さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無|生はラク、下ゆでは時短。食感と使い道で選び分けるコツ

さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無のイメージ画像 料理・食材保存

さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無で迷ったら、答えは「どちらでも冷凍できる。決め手は使う料理と手間」です。里芋は生のままでも、下ゆでしてからでも凍らせられます。違いが出るのは、冷凍前の作業、調理するときの火の通り、ぬめりの残り方の3つ。買った日にさっと片づけたいなら生のまま、平日の煮物や味噌汁を早く仕上げたいなら固めに下ゆでしてから凍らせるのが向いています。どちらの場合も、使うときは解凍せず凍ったまま鍋に入れるのが基本です。この記事では両方の手順と向く料理、市販の冷凍里芋の使い方、保存期間の目安までまとめます。

さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無の結論は「料理と手間で選ぶ」

さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無を比べるときは、どちらが正解かより、それぞれ得意なことが違うと考えると選びやすくなります。生のまま凍らせる方法は、冷凍前の作業が最小限で済みます。そのかわり、調理のときは生の里芋と同じだけ火を通す時間が必要で、ぬめりもそのまま残ります。下ゆでしてから凍らせる方法は、買った日に鍋を1回使う手間がかかるものの、ぬめりがある程度落ち、使う日は短時間で火が通ります。

どちらの方法でも、凍らせると里芋の組織がゆるむため、生から煮たときとは口当たりが少し変わります。反対に煮汁の味は入りやすくなるので、煮物や汁物に使う前提で冷凍しておくのが、いちばん失敗の少ない付き合い方です。

比べるところ 生のまま冷凍 下ゆでして冷凍
冷凍前の手間 洗って拭くだけ(切る場合は皮むきも) 皮むき・下ゆで・冷ます・拭く
使うときの火の通り 生と同じくらい時間がかかる 短い時間で火が通る
ぬめり 残る。煮汁にとろみが出やすい ゆで汁と一緒にある程度落ちる
仕上がり ぬめりごと煮るので、ねっとりしやすい すっきりするが、ゆですぎると崩れやすい
向く料理 豚汁、けんちん汁、じっくり煮る煮っころがし 時短の煮物、味噌汁、すまし汁、つぶす料理
保存の目安 1か月程度 1か月程度

迷ったときは、次の目安で選んでみてください。

  • 買った日に時間がない、とにかく傷む前に凍らせたい → 生のまま
  • 煮込み時間の長い豚汁やけんちん汁、ねっとりさせたい煮っころがしに使う → 生のまま
  • 平日の夕食で、煮物や味噌汁を短時間で仕上げたい → 下ゆで
  • すまし汁や含め煮など、煮汁を濁らせたくない料理に使う → 下ゆで
  • コロッケやグラタンのように、つぶして使う → 下ゆでしてからつぶして冷凍
生のまま用と下ゆでしたものに分けた里芋を保存袋と並べた様子

生のまま冷凍するやり方|皮付き丸ごとか、むいて切るか

生のまま凍らせる方法は2通りあります。皮むきそのものを後回しにできるのが皮付き丸ごと、凍ったまま鍋に入れられるのが皮をむいて切っておく方法です。

皮付きのまま丸ごと凍らせる

  1. 泥をたわしで洗い落とし、キッチンペーパーで水気をしっかり拭く。濡れたままだと表面に霜がつきやすい
  2. 1個ずつラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜く
  3. 袋に日付を書いて冷凍庫へ入れる

使うときは、ラップに包んだまま耐熱皿にのせて電子レンジで加熱するか、ラップを外して凍ったまま熱湯でゆでます。大きさで時間が変わるので、竹串がすっと通るまで様子を見ながら火を通してください。火が通ると皮が浮いて、手でつるりとむけるようになります。生の皮をむくときのように手がかゆくなりにくいのも、この方法のうれしいところです。むいた里芋はそのまま煮っころがしや汁物に使えます。

皮をむいて切ってから凍らせる

  1. 皮をむき、使いやすい大きさに切る
  2. ぬめりが気になるときは塩でもみ、水で洗い流す(省いても冷凍はできる)
  3. キッチンペーパーで水気をしっかり拭く
  4. 保存袋に重ならないよう平らに並べ、空気を抜いて閉じる。金属製のバットにのせると早く凍る

使うときは解凍せず、凍ったまま煮汁や汁物に入れます。生の里芋を煮るのと同じか、凍っているぶん少し長めに火を通すつもりで、竹串で中心まで柔らかいか確かめてください。下ゆでをしていないぶん、ぬめりが煮汁に溶け出して鍋がふきこぼれやすくなります。火加減はやや弱めにし、ふたを少しずらしておくと安心です。

皮むきで手がかゆくならないコツは「里芋 皮むき かゆくならない 方法|乾かす・酢・レンジで手のむずむずを防ぐ下ごしらえ」、塩もみや下ゆでによるぬめりの落とし方は「里芋 ぬめり 取り方 下処理|かゆくならない手順と料理別の残し方」で詳しく紹介しています。

洗った皮付きの里芋を1個ずつラップで包む手元

下ゆでしてから冷凍するやり方|固めで止めるのがコツ

さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無で比べたとき、下ゆでありの一番の利点は、使う日の調理がぐっと早くなることです。そのぶん冷凍前にひと手間かかりますが、ここで大事なのは「ゆですぎない」こと。柔らかくなるまでゆでてから凍らせると、使うときの加熱で崩れたり、ぼそぼそした口当たりになったりしやすくなります。

基本の手順

  1. 皮をむいて大きさをそろえて切り、塩をふって軽くもむ
  2. かぶるくらいの水から火にかけ、沸騰してから3〜5分ほどゆでる。竹串を刺すと中心にまだ少し抵抗が残るくらいで止める
  3. ざるに上げ、表面のぬめりを水でさっと洗い流す
  4. 広げて粗熱を取り、キッチンペーパーで水気をしっかり拭く
  5. 1回分ずつ保存袋に平らに入れて空気を抜き、バットにのせて冷凍する。袋に日付を書いておく

ゆで時間は里芋の大きさで変わるので、時計より竹串の感触で判断するほうが確実です。あとで煮るときにもう一度火が入る前提で、少し早めに引き上げるくらいでちょうどよくなります。

使うときは、凍ったまま煮汁や味噌汁に入れます。中心まで温まり、竹串がすっと通れば十分です。冷凍で組織がゆるんでいるので、生から煮るより短い時間で味が入りやすくなります。ただし煮汁の中で長くぐらぐら煮ると崩れやすいので、火を止めて冷ます時間で味を含ませるのがコツです。この考え方は「煮物 味が染みない 原因 冷ます|味は火を止めた後に入る。見直したい下ごしらえと冷まし方」でも詳しく扱っています。

つぶして冷凍すると、コロッケやグラタンにすぐ使える

柔らかくゆでた里芋をフォークなどでつぶし、1回分ずつラップで包んで冷凍しておく方法もあります。こちらは固めに止める必要はありません。使うときは電子レンジで温めてから、コロッケのたね、グラタン、ポタージュ風のスープなどに回します。形が残らない料理なので、冷凍による食感の変化が気になりにくいのが利点です。

市販の冷凍里芋は「下ゆで済み」と考えて使う

スーパーで売られている冷凍里芋は、皮むきと下ゆでまで済ませてあるものが多く、この記事でいう「下ゆでして冷凍」に近い状態です。多くは凍ったまま煮汁に入れて使えますが、加熱時間や使い方は商品によって違うので、袋の表示に従ってください。開封後は袋の口をしっかり閉じるか保存袋に移し、霜がつく前に使い切るのが理想です。袋の賞味期限は、未開封のまま表示どおりに保存した場合の目安で、開封後の日もちまでは示していません。期限表示の考え方は消費者庁の案内でも説明されています。

下ゆでした里芋をざるに上げて冷ましているところ

さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無のよくある質問

冷凍した里芋は解凍してから使ったほうがいいですか

煮物や汁物に使うなら、解凍せず凍ったまま鍋に入れるのが基本です。常温や冷蔵庫でゆっくり解凍すると、溶け出した水分で表面が水っぽくなり、煮たときに崩れやすくなります。つぶして使うときや、皮付き丸ごとで冷凍したものの皮をむくときは、電子レンジで加熱してかまいません。

冷凍した里芋がぼそぼそ・スカスカになったのはなぜですか

よくある原因は、冷凍前にゆですぎていた、凍りきるまでに時間がかかった、冷凍庫に長く入れすぎた、の3つです。下ゆでは固めで止め、保存袋に平らに広げて金属製のバットで一気に凍らせると差が出ます。さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無のどちらを選んでも生と同じ食感には戻らないので、煮物や汁物に使うと割り切るほうが満足しやすくなります。

冷凍した里芋はどのくらいもちますか

生のままでも下ゆでしたものでも、1か月程度が目安です。厚生労働省の家庭向けの食中毒予防の案内では、冷凍庫は-15℃以下に保つことが目安とされていますが、ドアの開け閉めが多いと庫内の温度は上下します。表面に霜がびっしりついている、変色している、においが気になるといったものは味も落ちているので、無理に使わないでください。

一度解凍した里芋を、もう一度冷凍してもいいですか

おすすめしません。解凍と冷凍を繰り返すと水分が抜けて食感がさらに落ちるうえ、解凍しているあいだに傷みやすくなります。最初から1回分ずつ小分けにしておけば、使う分だけ取り出せて、再冷凍に迷うこと自体がなくなります。

凍ったままの里芋を豚汁の鍋に入れるところ

まとめ|下ゆでの有無は「何に使うか」で決める

さといも 冷凍 保存 下ゆで 有無のポイントを整理すると、次のようになります。

  • 里芋は生のままでも、下ゆでしてからでも冷凍できる。保存は1か月程度が目安
  • 生のままは冷凍前の手間が少ない。ぬめりが残り、火の通りも生と同じなので、豚汁やけんちん汁などじっくり煮る料理向き
  • 皮付き丸ごとで凍らせれば、加熱後に皮がつるりとむけて手がかゆくなりにくい
  • 下ゆでは竹串に少し抵抗が残る固さで止める。ぬめりが減り、平日の煮物や味噌汁が早く仕上がる
  • どちらも解凍せず凍ったまま鍋へ。つぶして使うならマッシュで冷凍し、市販品は袋の表示に従う

冷凍する前の泥付きの里芋を、常温や冷蔵で置いておくときの注意点は「里芋 保存 泥付き 冷蔵|土を落とさず長持ちさせる置き場所と冷凍の使い分け」にまとめています。まずは今週作る予定の料理を思い浮かべて、生のまま凍らせるか、固めに下ゆでしてから凍らせるかを決めてみてください。

里芋を平らに入れた保存袋を金属のバットにのせて冷凍庫にしまうところ

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