トースターで簡単にできるスイートポテトの作り方|さつまいも1本分の分量と、焦がさずつやよく焼くコツ

トースターで簡単にできるスイートポテトの作り方のイメージ画像 料理・食材保存

スイートポテトは、オーブンがなくてもトースターで作れます。皮をむいたさつまいもをレンジでやわらかくしてつぶし、砂糖・バター・牛乳・卵黄を混ぜて形を整え、表面に卵黄を塗って焼き色が付くまで焼くだけの簡単な作り方です。さつまいも1本(約300g)なら、砂糖大さじ3、バター20g、牛乳大さじ1〜2、卵黄1個が目安。レンジは600Wで5〜6分、トースターは5〜8分ほどで焼き上がります。この記事では、芋の品種に合わせた水分の加減、焦がさずつやよく焼くコツ、生地がゆるい・ぱさつくといった失敗の直し方、保存と温め直しまでを順にまとめます。

さつまいも1本分の材料と、品種で変える牛乳の量

オーブンで焼くレシピとの違いは、最後に使う道具だけです。さつまいもにはレンジで先に火を通すので、トースターの役目は表面を乾かして焼き色とつやを付けること。焼く時間が短いぶん、生地のかたさを焼く前に決めておくことが仕上がりを左右します。

材料の目安(約6個分)

  • さつまいも:1本(約300g。皮をむくと250gほど)
  • 砂糖:大さじ3
  • バター:20g
  • 牛乳または生クリーム:大さじ1〜2(生地のかたさを見て加減する)
  • 卵黄:1個分(半分ほどを生地に、残りをつや出しに使う)
  • バニラエッセンス:好みで数滴

砂糖は甘さ控えめの量なので、卵黄を入れる前に味を見て、足りなければ大さじ1まで足してください。牛乳で作るとあっさり、生クリームに替えるとコクのある濃いめの味になります。バターは有塩でも無塩でもかまいません。

ねっとり系は牛乳を減らし、ほくほく系は足す

さつまいもは、品種によって水分の量がかなり違います。紅はるかや安納芋のようなねっとり系は、加熱するとしっとりやわらかくなるため、牛乳を入れすぎると生地がゆるんで形を作れません。砂糖とバターを混ぜた時点でまとまっていれば、牛乳は入れなくても大丈夫です。足す場合も小さじ1ずつにします。甘みも強いので、砂糖は大さじ2から始めます。

紅あずまのようなほくほく系は水分が少なく、同じ分量ではぽろぽろしがちです。牛乳を大さじ2まで入れ、まだまとまらなければ小さじ1ずつ足します。目指すかたさは、へらですくって傾けても落ちず、手で丸めると形が残るくらい。品種が分からないときも、牛乳を一度に入れず少しずつ加えれば調整がききます。

皮つきのさつまいもと、バター・砂糖・卵・牛乳を並べた材料

さつまいもをレンジでつぶしてトースターで焼く、基本の手順

レンジで加熱し、熱いうちにつぶす

  1. さつまいもは皮を厚めにむき、2cmほどの厚さの輪切りにする。太いものは半月切りにする
  2. 水に5分ほどさらし、ざるに上げる
  3. 耐熱ボウルに入れてラップをふんわりかけ、600Wのレンジで5〜6分加熱する(500Wなら1分ほど長く)
  4. 竹串がすっと通れば加熱は終わり。かたさが残っていたら1分ずつ追加する
  5. ボウルの底にたまった水気を捨て、熱いうちにフォークかマッシャーでつぶす

皮の近くは筋が多く、色もくすみやすいので、厚めにむくと黄色くなめらかに仕上がります。つぶすのは熱いうちに済ませましょう。冷めると締まってかたくなり、かたまりが残りやすくなります。

裏ごしをするかどうかは好みで決めてかまいません。ざるや裏ごし器でこすと筋が除かれて、口当たりがなめらかになります。手軽さを優先するなら粗くつぶすだけで十分で、芋の粒が少し残る素朴な食感になります。

材料を混ぜて、かたさを決める

芋が熱いうちに砂糖とバターを加え、余熱で溶かしながら混ぜます。バニラエッセンスを使うならここで加えます。続いて牛乳を少しずつ入れ、「少しかたいかな」と感じるところで止めてください。最後に卵黄の半分ほどを混ぜると、ちょうどよいかたさに落ち着きます。卵黄をあとにするのは、熱すぎる生地に入れるとそこだけ固まってしまうことがあるからです。残りの卵黄は、つや出し用に小さな器へ取っておきます。

つぶして材料を混ぜた、黄色いさつまいもの生地が入ったボウル

6等分して舟形に整える

生地を6等分し、1つずつラップで包んで両端をすぼめ、ラグビーボールのような舟形に整えます。ラップ越しなら手にくっつかず、表面もなめらかです。形ができたらアルミカップにのせ、トースターの天板に並べます。カップがなければ、天板に敷いたアルミホイルに薄くバターを塗り、じかに置いてもかまいません。こんもり高く盛るとヒーターに近づいて焦げやすくなるため、高さは控えめにします。

卵黄を塗って、焼き色が付くまで焼く

取っておいた卵黄に水を2〜3滴加えてのばし、はけで表面に薄く塗ります。はけがなければ、スプーンの背でなでるように塗れば十分です。トースターは1000W前後(温度調節のある機種なら200〜230℃)で5〜8分が目安。火力は機種によって違うので、3分を過ぎたら目を離さず、表面がきつね色になって縁が少し濃く色づいたところで取り出します。焼きたてはやわらかく崩れやすいので、数分おいてからカップごと持ち上げてください。

焦げる・ゆるい・ぱさつく・つやが出ないときの原因と直し方

うまくいかないときの原因は、ほとんどが生地の水分とトースターの火の近さです。症状ごとに整理しました。

困りごと 主な原因 直し方
ゆるくて成形できない 牛乳の入れすぎ、水分の多いねっとり系の芋 ラップをかけずにレンジで30秒ずつ加熱し、そのつど混ぜて水分を飛ばす。それでもゆるければ、成形せずスプーンでカップに入れて焼く
ぱさぱさする 水分やバターが足りない、焼きすぎ 焼く前なら牛乳を小さじ1ずつ足す。焼くときは色が付いたらすぐ取り出す
上だけ焦げる ヒーターとの距離が近い、卵黄は焦げやすい 色づいた時点でアルミホイルをふんわりかぶせる。成形は高さを抑える
つやが出ない 卵黄を水で薄めすぎた、塗りむらがある 水は数滴にとどめ、一度焼いて表面が乾いてからもう一度塗る

焼き色が先に付いたら、アルミホイルをかぶせる

トースターはヒーターと食材の距離が近く、オーブンより上の面が早く色づきます。塗った卵黄はとくに焦げやすく、少し目を離したあいだに茶色から黒へ進むこともあります。色はちょうどよいのに中をもう少し温めたい、というときは、上からアルミホイルをふんわりかぶせて焼き続けると、焦げが進みにくくなります。

ホイルはヒーターに触れないように使い、天板からはみ出させないようにします。扱いの決まりは機種ごとに違うので、取扱説明書も確かめてください。なお、アルミホイルやアルミカップはレンジには入れられません。火花が出るおそれがあるため、芋の加熱は必ず耐熱ボウルで行います。

つやは卵黄の二度塗りで出す

店で見るようなつやを出したいなら、卵黄を二度に分けて塗ります。一度塗って2〜3分焼き、表面が乾いたらいったん取り出して、残りを重ねて塗ってから焼き上げます。厚く塗ると、そこだけ卵焼きのように固まってむらになるので、薄く均一にのばすのがコツです。卵黄をのばす水をみりんに替えると、照りが出やすくなります。

アルミカップにのせて焼き上げ、天板に並べたスイートポテト

よくある質問

卵を使わずに作れますか?

作れます。生地は卵黄を入れなくてもまとまり、そのぶんコクは控えめで、さつまいもの味がまっすぐ出ます。表面には牛乳を薄く塗っておくと、うっすらと焼き色が付きます。ただ、卵黄を塗ったときのような濃いつやは出ないので、見た目は素朴になると考えておいてください。

成形までを前日に済ませておけますか?

できます。舟形に整えてカップにのせたら、乾かないようにラップをかけて冷蔵庫へ入れ、翌日には焼いてください。卵黄は焼く直前に塗ります。冷えた生地は中が温まるまでに時間がかかるので、焼き色が付いたあともアルミホイルをかぶせて2〜3分長めに焼くと、中まで温かく仕上がります。

小さな子どもに出すときの注意はありますか?

砂糖をはちみつに替えて作った場合、1歳未満の赤ちゃんには与えないでください。加熱しても同じです。また、焼きたては表面が落ち着いて見えても中が熱いので、割って冷めたのを確かめてから渡します。甘さを抑えたいときは、ねっとり系の芋を選ぶと、砂糖を減らしても物足りなくなりにくいです。

保存はどのくらいできますか?温め直し方は?

粗熱が取れたら保存容器に並べるか、1個ずつラップで包んで冷蔵庫に入れます。卵と乳製品を使っているので、2〜3日を目安に早めに食べきってください。それ以上おくなら冷凍が向いています。1個ずつラップで包んで冷凍用の保存袋に入れ、2〜3週間を目安に食べきります。

冷凍したものは冷蔵庫に移して解凍し、トースターで2〜3分温めると表面の香ばしさが戻ります。焦げやすいので、ここでもアルミホイルをかぶせると安心です。冷蔵したものは、冷たいままでもしっとりしておいしく食べられます。

保存容器に並べた、焼き上がったスイートポテト

まとめ

オーブンがなくても、レンジで火を通してつぶし、トースターで表面を焼くという順番を守れば、スイートポテトは家にある道具だけで作れます。

  • さつまいも1本(約300g)に、砂糖大さじ3、バター20g、牛乳大さじ1〜2、卵黄1個が目安
  • 牛乳は少しずつ。ねっとり系の芋は減らし、ほくほく系は足す
  • つぶすのは熱いうちに。なめらかにしたいときだけ裏ごしする
  • 卵黄は薄く塗り、焼き色が先に付いたらアルミホイルをかぶせる
  • 冷蔵は2〜3日を目安に早めに、それ以上おくなら1個ずつ包んで冷凍する

まずはさつまいも1本で6個作り、家のトースターが何分で色づくかを確かめてみてください。

小皿にのせたスイートポテトと湯のみのお茶

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