ミキサーなしで作るかぼちゃポタージュの作り方|レンジでやわらかくしてつぶし、牛乳でのばすだけ

ミキサーなしで作るかぼちゃポタージュの作り方のイメージ画像 料理・食材保存

かぼちゃのポタージュは、ミキサーやブレンダーがなくても作れます。電子レンジか鍋で、箸で押すと崩れるくらいまでやわらかくし、熱いうちにマッシャーやフォーク、おたまの底でつぶして、牛乳で少しずつのばせば形になります。口当たりをもっとなめらかにしたいときは、ざるや茶こしでこすだけです。粒が少し残っても、素朴な口当たりのスープとして十分おいしく食べられます。この記事では、2人分の分量と手順、つぶす道具ごとの仕上がりの違い、ざらつきを防ぐコツ、玉ねぎを入れる場合の扱い、冷凍かぼちゃや豆乳を使うとき、残った分の保存までを順にまとめました。

2人分の材料と、かぼちゃをやわらかくする2つの方法

ポタージュがなめらかなのは、ミキサーが繊維ごと細かく砕いてくれるからです。道具がない場合は、そのぶん「つぶしやすい状態まで加熱する」ことで補います。煮物なら形が残るところで火を止めますが、ポタージュ用は箸で押すとほろっと崩れるまで火を通すのが出発点です。

材料(2人分)

  • かぼちゃ:1/4個(種とわたを取って300g前後。皮を取ると250gほど)
  • 牛乳:200〜250ml
  • 水:100ml(鍋で煮る場合は150ml)
  • 顆粒コンソメ:小さじ1(固形なら1/2個)
  • バター:10g
  • 塩:少々
  • 玉ねぎ:1/4個(好みで。入れなくても作れます)

かぼちゃは個体によって水分量が違うので、牛乳の最後の50mlほどは、濃さを見ながら加減してください。

皮は取ったほうが、色も口当たりもよくなる

かぼちゃの皮は身よりかたく、つぶしても緑色の粒として残ります。皮を取れば明るいオレンジ色でなめらかに、皮つきのままだと色が少しくすみ、舌に粒が当たる仕上がりになります。ミキサーを使わないなら、皮は取るほうが無難です。

種とわたをスプーンでかき出し、切り口をまな板につけて安定させてから、包丁で皮をそぎ落とします。かたくて刃が入りにくいときは、切る前にラップで包んで電子レンジ(600W)に1〜2分かけると、包丁が入りやすくなります。皮つきのまま加熱して、やわらかくなってからスプーンで身だけをすくい取る方法でもかまいません。皮を取ったら、火が均一に通るよう2〜3cm角にそろえて切ります。

電子レンジ:早くて、味が水っぽくならない

耐熱ボウルにかぼちゃを入れて水大さじ1をふり、ふんわりとラップをかけて600Wで4〜5分(500Wなら5〜6分)加熱します。水に浸さないので甘みが薄まらず、加熱も短時間で済みます。玉ねぎを入れないシンプルな作り方なら、こちらが手軽です。

皮を取って一口大に切ったかぼちゃを入れた耐熱ガラスのボウル

鍋:玉ねぎも一緒に煮られて、そのままつぶせる

鍋にかぼちゃと水150ml、コンソメを入れ、ふたをして弱めの中火で10分前後、蒸し煮にします。途中で水がなくなりそうなら大さじ2ずつ足してください。煮汁ごとつぶして牛乳を注げば鍋ひとつで完成するので、玉ねぎを入れたいときや、多めに作るときに向いています。

どちらの場合も、加熱時間はかぼちゃの大きさや電子レンジの機種で変わります。竹串がすっと通り、箸で押すと簡単に崩れるかどうかで判断し、かたければ電子レンジは30秒〜1分ずつ、鍋は2〜3分ずつ追加してください。

つぶす道具で変わる仕上がりと、なめらかにするコツ

つぶす道具は、家にあるもので足ります。粒の細かさと手間が少しずつ違うので、好みと洗い物の量で選んでください。

道具 仕上がり 向いているとき
マッシャー 粒が細かく、短時間でつぶせる 量が多いとき、手早く済ませたいとき
フォーク 小さな粒が少し残る、素朴な口当たり 1〜2人分の少量。ボウルの側面に押しつけてつぶす
おたまの底・木べら やや粗め。粒感のあるスープになる 鍋で煮て、そのまま鍋の中でつぶしたいとき
ポリ袋に入れてもむ フォークと同じくらい。粒の残り方にむらが出やすい 洗い物を増やしたくないとき
ざる・茶こしでこす いちばんなめらか。繊維も取り除ける つぶしたあとの仕上げ。口当たりを重視するとき

フッ素樹脂加工の鍋の中でつぶすなら、金属のマッシャーやフォークは表面を傷つけることがあるので、木べらやシリコン製の道具が安心です。ポリ袋を使う場合は、袋の耐熱温度を確かめて厚手のものを選びます。熱くて持てないので、ふきんで包むか、手で触れる温度まで少し置いてからもんでください。

ボウルの中でつぶしたかぼちゃのペーストとマッシャー

熱いうちにつぶす

かぼちゃは冷めるにつれて締まり、つぶすのに力が要るようになります。加熱が終わったら、湯気が立っているうちにつぶし始めてください。つぶしている途中でかたい粒に当たったら、加熱不足です。ラップをかけ直して30秒〜1分追加してください。

牛乳は一度に入れず、まずペーストにする

つぶしたかぼちゃにいきなり牛乳を全量注ぐと、粒が液体の中で逃げてしまい、それ以上つぶせなくなります。先に少量だけ加え、へらで練ってなめらかなペーストにしてから、残りを何回かに分けてのばすのがコツです。ホワイトソースに牛乳を少しずつ加えるのと同じ要領で、濃い状態のほうが粒に力が伝わります。

こすかどうかは好みで決める

粒が少し残ったスープは、かぼちゃの甘みと食感がそのまま感じられ、ふだんの食卓なら十分です。もう一段なめらかにしたいときは、ペーストを牛乳の半量ほどでゆるめてから、ざるを通して鍋に移してください。ざるに残った分は、スプーンの背で押しつけるようにしてこします。ゆるめてからのほうが、ペーストのままよりずっと楽に通ります。茶こしは目が細かいぶん時間がかかるので、1人分ほどの少量向きです。

牛乳でのばして仕上げる手順と味つけ

ここからは、電子レンジでやわらかくしてボウルでつぶした場合の手順です。鍋で煮た場合は、煮汁ごとつぶせばそのままペーストになるので、手順3の牛乳を加えるところから進めてください。

  1. つぶしたかぼちゃに牛乳大さじ2〜3を加え、へらで練ってペーストにする。
  2. 鍋に移し、水100mlと顆粒コンソメを加えて混ぜる。
  3. 残りの牛乳を2〜3回に分けて加え、そのつど混ぜてのばす。
  4. 弱めの中火にかけ、鍋底をへらでこするように混ぜながら温める。鍋のふちがふつふつしてきたら火を弱める。
  5. バターを加えて溶かし、味を見て塩で調えたら火を止める。
小鍋で温めているなめらかなかぼちゃのポタージュ

牛乳を入れたら煮立てない

牛乳は強く煮立てると表面に膜が張り、それがスープに混ざって口当たりが悪くなります。吹きこぼれやすいうえ、とろみのあるスープは鍋底が焦げつきやすいので、ふちが静かにふつふつする程度にとどめ、ぐらぐらと沸かさないようにします。温めている間は鍋から離れず、底から混ぜ続けてください。

味つけは塩を少しずつ

コンソメにも塩気があるので、塩は最後にひとつまみずつ足します。塩が入るとかぼちゃの甘みがはっきりするため、味がぼんやりしていると感じたら、まず塩を少し足してみてください。かぼちゃ自体の甘みが弱かったときは、砂糖を小さじ1/2ほど加えると整います。もったりと重いときは、牛乳を大さじ1ずつ足して調整します。

玉ねぎを入れるなら、形が残らない工夫を

玉ねぎは甘みとコクを足してくれますが、ミキサーにかけないと形がそのまま残ります。扱い方は3通りあります。

  • 薄切りにしてよく炒める:繊維を断つ向きに薄く切り、分量のバターで弱火にかけて、透き通ってしんなりするまで炒める。そこへかぼちゃと水を加えて煮ると、一緒につぶれやすくなる。
  • すりおろす:バターで炒めて辛みを飛ばし、水を加えて2〜3分煮てから、かぼちゃのペーストを入れる。形が残らず、口当たりを邪魔しない。
  • 入れない:かぼちゃ、牛乳、コンソメ、バターだけでも味はまとまる。初めて作るなら、まずはこの形で十分。

よくある質問

冷凍かぼちゃでも作れますか?

作れます。市販の冷凍かぼちゃは一口大に切ってあるものが多く、かたい生のかぼちゃを切る手間がありません。凍ったまま耐熱ボウルに入れ、袋の表示を目安に電子レンジで加熱してください。解凍すると水分が出やすいので、加熱前の水は足さず、牛乳も少なめから始めると味が薄まりません。皮つきの商品が多いため、色と口当たりを優先するなら、加熱後にスプーンで身をすくって皮を外します。

牛乳の代わりに豆乳でも作れますか?

同じ分量で置き換えられます。無調整豆乳は大豆の風味が出て、調製豆乳はほんのり甘くまろやかになります。豆乳は牛乳よりも分離しやすく、煮立てるとぼそぼそした口当たりになりがちです。弱火で温め、湯気が立ってきたら火を止めてください。塩での味つけは、温まってから最後にします。

つぶしてもざらつきが残りました。あとから直せますか?

直せます。温めたスープをざるでこせば、残っていた粒と繊維が取り除かれてなめらかになります。ざるを出すほどでもないときは、泡立て器で鍋底をこするように混ぜるだけでも、大きな粒はほぐれます。それでも残るかたい粒は取り除き、次に作るときは加熱を少し長めにしてみてください。

作り置きや冷凍はできますか?

牛乳まで入れたスープは、粗熱を取って清潔な保存容器に移し、冷蔵庫に入れます。翌日までを目安に、早めに食べ切ってください。温め直すときは鍋に移し、底から混ぜながら全体が熱くなるまで火を通します。

多めに作って冷凍するなら、牛乳を入れる前のペーストの段階が向いています。牛乳入りのスープは、解凍したときに分離してざらつくことがあるためです。ペーストを1回分ずつ小さな保存容器に分けるか、冷凍用の保存袋に薄く平らに入れて凍らせておけば、使うときは鍋で少量の水と一緒に弱火で溶かし、牛乳でのばすだけで済みます。冷凍しても風味は少しずつ落ちるので、長く置かず、1か月を超えないうちに使い切るのがおすすめです。

小さな保存容器に小分けにしたかぼちゃのペースト

まとめ

ミキサーなしで作るかぼちゃポタージュの作り方は、次の6点を押さえれば失敗しにくくなります。

  • 皮を取り、箸で崩れるくらいまでやわらかく加熱する(電子レンジ600Wで4〜5分、または鍋で10分前後)
  • 熱いうちに、マッシャーやフォーク、おたまの底でつぶす
  • 牛乳は大さじ2〜3でペーストにしてから、数回に分けてのばす
  • なめらかさを求めるなら、牛乳でゆるめてからざるでこす
  • 牛乳を入れたら煮立てず、塩は最後に少しずつ
  • 冷凍するなら、牛乳を入れる前のペーストで
4分の1に切ったかぼちゃと牛乳、バターを並べた木のテーブル

まずはかぼちゃ4分の1個と牛乳を用意して、玉ねぎを入れないいちばん簡単な形から試してみてください。

あわせて読みたい

タイトルとURLをコピーしました