土鍋で作る鍋焼きうどんの具材と作り方|えび天・卵・かまぼこを入れる順番と火加減

土鍋で作る鍋焼きうどんの具材と作り方のイメージ画像 料理・食材保存

土鍋で作る鍋焼きうどんの具材と作り方を、一人分の分量から順を追ってまとめました。先に結論を書くと、うまく仕上げるコツは具材を煮る時間で3つに分けることです。鶏肉やしいたけのように火の通りに時間がかかる具を先に煮て、うどんとかまぼこを温め、卵を落としてから、えびの天ぷらとねぎを最後にのせます。この順番なら、麺がのびすぎず、天ぷらの衣もべちゃっとしません。あわせて、土鍋を割らないための火加減と扱い方、卵を安全に食べるための火の通し方も紹介します。

鍋焼きうどんの定番の具材と、一人分の分量

鍋焼きうどんに決まった具はありませんが、よく見かける組み合わせは「えびの天ぷら・卵・かまぼこ・しいたけ・ねぎ・青菜」です。ここに鶏もも肉や油揚げを足すと、だしにうまみが出て満足感が増します。まずは一人用の土鍋(6号前後)で作る分量を目安にしてください。

一人分の材料の目安

材料 分量 役割・ひとこと
うどん 1玉(冷凍・ゆで麺) 煮込んでも崩れにくい冷凍うどんが扱いやすい
だし 300〜350ml 土鍋の七分目くらいまで。具が多いときは少し増やす
しょうゆ・みりん 各大さじ1〜1と1/2 味見をして、薄ければ塩少々で整える
えびの天ぷら 1〜2本 市販品でよい。のせるのは最後
卵 1個 冷蔵庫から出したての新しいもの
かまぼこ 2〜3切れ 色どり役。温めるだけでよい
しいたけ 1〜2枚 軸を取り、かさに飾り切りを入れても
鶏もも肉 50g前後 入れるならひと口大に切り、最初に煮る
ほうれん草・ねぎ 適量 ほうれん草は別にゆでて水気を絞っておく

つゆの味は、そばつゆより少し甘めで、温かいまま飲める濃さがちょうどよいところです。めんつゆを使う場合は、ボトルに書かれた「かけつゆ」の薄め方に合わせ、そこから好みで調整すると失敗しにくくなります。

鍋焼きうどんの具材をバットに並べた様子(ゆでうどん、えびの天ぷら、かまぼこ、しいたけ、ねぎ、ほうれん草、卵)

具材は「煮る具」と「のせる具」に分けて考える

煮る時間の長さで具を分けておくと、手順で迷いません。

  • 先に煮る具:鶏肉、しいたけ、油揚げ、にんじんなど、火が通るまで時間がかかるもの
  • うどんと一緒に温める具:かまぼこ、ちくわ、麩など、温まればよいもの
  • 最後にのせる具:卵、天ぷら、ゆでたほうれん草、ねぎ

ほうれん草を生のまま土鍋に入れると、あくでつゆが少し濁り、えぐみも出ます。小松菜や春菊なら直接入れても気になりにくいので、青菜を下ゆでする手間を省きたい日はこちらに替えるのも手です。

具を少し替えるだけでも、味の印象は変わります。鶏肉の代わりに豚こま切れ肉を使うとこくのある味に、油揚げを足すとつゆを吸った甘い具がひとつ増えます。おもちを入れるなら、焼いてから最後にのせると煮溶けません。具を増やすほどつゆが吸われて減るので、だしは少し多めに用意しておきましょう。

土鍋で煮る手順は「だし→かたい具→うどん→卵→天ぷら」

土鍋は温まるまでに時間がかかる代わりに、火を止めてからも熱が長く残ります。その性質を生かして、順番どおりに具を重ねていくのがコツです。

  1. 土鍋の外側を拭く:底やまわりが濡れていたら、乾いたふきんで拭き取ってから火にかけます。
  2. だしと調味料を入れて弱火から温める:最初から強火にせず、弱火で鍋全体を温めてから中火に上げます。
  3. かたい具を煮る:鶏肉としいたけを入れ、鶏肉の中まで白く火が通るまで、ふつふつする程度の火で5分ほど煮ます。浮いてきたあくはすくいます。
  4. うどんを入れる:冷凍うどんは、凍ったまま入れてよい商品が多いので袋の表示を確認します。ゆで麺なら軽くほぐしてから。かまぼこもここで加え、麺がほぐれるまで2〜3分煮ます。
  5. 卵を落とす:真ん中を少しくぼませて卵を割り入れ、ふたをして弱火で煮ます。火の通し方は次の章で詳しく書きます。
  6. 天ぷらと青菜、ねぎをのせて火を止める:天ぷらは衣がつゆを吸いすぎないよう、食べる直前にのせます。ふたをして1分ほど蒸らせば出来上がりです。
ガスコンロの上の土鍋で、だしとしいたけ・かまぼこ・うどんを煮ている様子(ふたは外してある)

市販のえびの天ぷらは、そのままのせると衣が湿っていて油っぽく感じることがあります。オーブントースターで軽く温め直してからのせると、衣の香ばしさが戻ります。天ぷらがない日は、揚げ玉をひとつかみ散らすだけでも鍋焼きうどんらしさが出ます。

つゆが煮詰まって濃くなったら、お湯かだしを少し足して調整します。ふきこぼれやすいので、ふたをしている間は火加減を弱めにしておくと安心です。

土鍋を割らない扱い方と、卵の火の通し方

土鍋は「空だき」「濡れた底」「急な温度差」を避ける

陶磁器の業界団体がまとめている土鍋の扱い方では、次のような点が挙げられています。

  • 中に液体が入っているときだけ加熱し、何も入れずに火にかけない(揚げ物にも使わない)
  • 使う前に鍋の外側の水気を拭き取り、弱火から温め始める
  • 温まった土鍋を、急に冷たい場所に置かない
  • 洗ったあとは十分に乾かす

つまり、熱い土鍋を濡れたふきんや冷たい調理台に直接置いたり、熱いうちに水をかけて洗ったりするのは避けたほうがよい、ということです。食卓に運ぶときは鍋敷きを使い、洗うのは冷めてからにしましょう。土鍋によっては空だきや直火以外の使い方ができる製品もあるので、手持ちの土鍋の取扱説明書があれば、そちらを優先してください。IH調理器で使えるのは、IH対応と表示された土鍋だけです。

火にかける前に、乾いたふきんで土鍋の外側と底の水気を拭き取っている手元

買ったばかりの土鍋は、使う前におかゆを炊く「目止め」をするよう案内されていることがあります。でんぷんで細かいすき間をふさぎ、水漏れやにおい移りを防ぐためのものです。目止めが不要な製品もあるので、これも説明書で確認しておくと安心です。

卵は白身が固まるまで火を通す

土鍋に落とした卵は、ふたをして弱火で1〜2分煮ると白身が固まりはじめ、そこで火を止めて余熱で蒸らすと、黄身がとろりとした仕上がりになります。白身に透明な部分が残っているうちは、まだ火が足りていません。

小さな子ども、高齢の人、妊娠中の人、体調がすぐれない人が食べるときは、黄身まで固まるように、ふたをしたまま弱火でさらに数分煮てください。また、卵のパックの賞味期限は生で食べられる期限の目安なので、期限が近いもの・過ぎたものは半熟にせず、しっかり加熱して早めに使い切りましょう。殻にひびが入った卵は使わないほうが無難です。

よくある質問

土鍋がないときは、普通の鍋でも作れますか?

作れます。片手鍋で同じ順番で煮て、最後にどんぶりへ移せば味はほぼ同じです。土鍋のよさは、火を止めたあとも熱々のまま食べられることなので、食べる前にどんぶりをお湯で温めておくと近い仕上がりになります。

具材の下ごしらえは前の晩にしておけますか?

しいたけやねぎを切る、ほうれん草をゆでて絞る、といった下ごしらえは前日にしておけます。切った具は密閉容器に入れて冷蔵庫へ。卵と天ぷらは当日、のせる直前に用意してください。

鍋敷きにのせて食卓に運んだ、ふたをしたままの土鍋

土鍋のまま食卓に出すとき、気をつけることは?

取っ手やふたのつまみも熱くなっているので、鍋つかみか乾いたふきんを使って持ちます。テーブルには必ず鍋敷きを敷きましょう。熱い土鍋を直接置くと、テーブルを傷めるだけでなく、置いた面が冷たいと急な温度差で土鍋に負担がかかります。

つゆが余ったらどうすればいいですか?

具やうどんを取り出したつゆは、ご飯と溶き卵を入れて雑炊にすると無駄がありません。土鍋に入れたまま長く置くとにおいが移りやすいので、残すなら別の容器に移して冷蔵し、早めに食べきりましょう。

まとめ

鍋焼きうどんは、具を「先に煮るもの」「うどんと温めるもの」「最後にのせるもの」に分けておけば、手順で迷わずに作れます。

  • 一人分はだし300〜350ml、しょうゆ・みりん各大さじ1〜1と1/2が目安
  • 鶏肉・しいたけ → うどん・かまぼこ → 卵 → 天ぷら・青菜・ねぎの順に入れる
  • 土鍋は外側を拭いて弱火から温め、空だきと急な温度差を避ける
  • 卵は白身が固まるまで煮る。子どもや高齢の人が食べるなら黄身まで固める
洗ったあと、逆さにして水切りかごで乾かしている土鍋とふた

洗った土鍋は、冷めてから洗い、逆さにして底まで乾かしてからしまうと、においやカビが付きにくくなります。まずは冷凍うどん1玉と、冷蔵庫にある具2〜3品から、今夜の一人鍋を作ってみてください。

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