手作りのアドベントカレンダーでいちばん悩むのは、24日分の中身をどう埋めるかです。結論から言うと、全部をお菓子や小物にする必要はありません。「お菓子」「小さな雑貨」「お手紙や体験チケット」の3種類を混ぜ、週末や24日など特別な日だけ少し豪華にすると、予算も手間も抑えながら最後まで楽しめます。100円ショップには個包装のお菓子、ミニ文具、ラッピング用品がそろっているので、材料はほぼ一か所で揃います。この記事では、配分の考え方、年齢別の中身の例、詰め方と飾り方、小さな子どもに渡すときの注意点まで順に紹介します。
アドベントカレンダーとは?いつからいつまで数えるか
アドベントは、ラテン語で「到来」を意味する adventus に由来する言葉で、キリスト教ではクリスマスを待ち望む期間(待降節)を指します。本来の待降節はクリスマスの4つ前の日曜日から始まり、2026年なら11月29日(日)が第1日曜日にあたります。
一方、家庭で楽しむアドベントカレンダーは、12月1日から24日までの24日分にしているものが一般的です。市販品もこの形が多く、手作りする場合も24マスで作ると数えやすくなります。教会の暦に合わせたい場合は、11月29日から24日まで(26日分)にする方法もあります。
起源は19世紀のドイツとする説が多いものの、最初の作り手や正確な年ははっきりしていません。毎日ひとつずつ窓や袋を開けて、クリスマスまでの日数を数える楽しみ方が広まり、今ではお菓子や小物を入れるのが定番になっています。

作り始めは11月中旬が目安です。中身の買い出し、袋詰め、飾り付けで週末1〜2回分の時間を見ておくと、12月1日に慌てずに済みます。
中身は「お菓子・小物・体験」の3種類で配分する
24日分すべてを品物で埋めようとすると、予算も保管場所もふくらみます。中身を3種類に分けて組み合わせるのが、続けやすいコツです。
| 種類 | 目安の日数 | 中身の例 |
|---|---|---|
| お菓子 | 10〜12日分 | 個包装のチョコ、ラムネ、グミ、小さなクッキー |
| 小さな雑貨 | 6〜8日分 | シール、ミニ消しゴム、ヘアゴム、ミニノート、オーナメント |
| メッセージ・体験 | 5〜6日分 | 手紙、「夕飯のメニューを決められる券」、なぞなぞ、宝探しのヒント |
体験チケットはお金がかからず、もらった側の満足度も高い中身です。「今日はお風呂で好きな入浴剤を使える」「週末に一緒にクッキーを焼く」など、家の中でできることを書いておくだけで立派な1日分になります。
特別な日を決めておく
12月の日曜日や24日だけは、少し大きめの小物やお菓子の詰め合わせにすると、毎日の中身が小さくても最後まで飽きにくくなります。逆に平日は、お菓子1個と短い手紙だけでも十分です。

3種類をあらかじめ机の上でグループ分けしてから日付に割り振ると、似た中身が続く日を避けやすくなります。
割り振りのメモの作り方
紙に1〜24の数字を縦に書き、横に「お菓子」「小物」「手紙・体験」のどれを入れるかを書き込んでいくと、偏りがひと目で分かります。同じ種類が3日以上続かないようにし、平日の朝に開ける日は食べ物より小物や手紙にしておくと、朝からお菓子を食べる流れになりにくく、登園・登校前の支度も慌ただしくなりません。体験チケットは「今週末に使える」ものを金曜日ごろに入れると、使うタイミングを逃しにくくなります。
年齢・相手別に選ぶ中身の例
同じ100円ショップの品でも、渡す相手によって喜ばれるものは変わります。目安として、次のように考えると選びやすくなります。
未就学の子ども
- 大きめのシール、ぬりえ、クレヨンなど、すぐ遊べるもの
- ボーロやたまごせんべいのように、年齢に合ったお菓子
- 「パパとかくれんぼ」のような遊びの券
3歳ごろまでの子には、ビー玉や小さなおもちゃ、硬いキャンディー、丸いラムネなど、口に入る大きさの物は入れないようにしてください。年上のきょうだい用の中身を同じ場所に吊るすときも、手の届かない高さにする配慮が必要です。
小学生
- ミニ文具、キーホルダー、集めて楽しめるシリーズ物
- なぞなぞやクイズを書いたカード(答えは翌日の袋に入れる)
- 宝探しのヒントを毎日1枚ずつ入れ、24日にプレゼントの場所が分かる仕掛け
大人・パートナー向け
- ドリップコーヒーやティーバッグ、入浴剤
- ハンドクリームやリップクリームなどのミニサイズ
- 思い出の写真を小さく印刷したもの、短い手紙

お菓子を入れる場合は、食べる人にアレルギーがないかを先に確認し、原材料の表示を見てから選びましょう。個包装のものを選ぶと、12月末まで日持ちしやすく、湿気も防げます。
100均でそろう材料と詰め方・飾り方
入れ物とラッピング用品は、100円ショップのクリスマス売り場や梱包用品コーナーで探すと見つけやすいです。取り扱いは店舗や時期によって異なるので、11月の早いうちに見ておくと選択肢が多くなります。
よく使われる材料
- 入れ物:紙の小袋、巾着袋、小さな紙箱、封筒、紙コップのような品
- 日付の表示:数字シール、マスキングテープ、タグ
- 吊るす道具:麻ひも、ミニクリップ、木の枝やワイヤーネット
- 飾り:リボン、ミニオーナメント、松ぼっくりの飾りなど
詰め方の手順
- 中身を24日分に割り振り、日付ごとにメモを作る
- 大きさのそろった袋や箱を24個用意し、日付のシールやタグを付ける
- メモを見ながら中身を入れ、口をマスキングテープやリボンで留める
- 麻ひもにクリップで留めて壁に吊るすか、箱を棚に並べる

袋の大きさをそろえると、壁に吊るしたときに見た目がまとまります。チョコレートは暖房の効いた部屋や日の当たる窓辺では溶けやすいので、飾る場所は暖房器具や窓から離しておきましょう。中身が重い日は袋の底をテープで補強しておくと、吊るしている間に破れにくくなります。
予算の考え方
入れ物とお菓子・小物を合わせると、24日分の材料で数千円になることが多いです。大袋のお菓子を小分けにする、体験チケットの日を増やす、入れ物を翌年も使える箱や巾着にする、といった工夫で費用を抑えられます。
よくある質問
中身はいつ詰めるのがいいですか?
お菓子は賞味期限があるので、11月下旬に詰めるのが無難です。雑貨や手紙は早めに準備しておき、食べ物だけ後から入れる方法もあります。生菓子や手作りのお菓子は日持ちしないので、入れるなら当日の朝に入れ替えましょう。
きょうだいが2人以上いる場合はどうすればいいですか?
1人1つずつ作るか、1つのカレンダーを日替わりで開ける順番にする方法があります。中身の違いでけんかになりやすい場合は、同じ品を人数分入れるか、色違いの袋で人ごとに分けると公平です。
12月1日に間に合わなかったらどうしますか?
途中から始めても問題ありません。開始日までの分をまとめて開ける、残りの日数分だけ作る、といった形で十分楽しめます。待降節の始まりに合わせるなら、2026年は11月29日から始める選択肢もあります。
中身を毎日用意するのが大変です
24日分すべてを品物にしなくて大丈夫です。手紙やチケット、なぞなぞの日を増やせば、準備は紙とペンだけで済みます。「お休みの日」と書いたカードを入れておき、翌日の中身を少し豪華にする方法もあります。

まとめ
100均で作る手作りアドベントカレンダーの中身は、お菓子・小さな雑貨・メッセージや体験の3種類を混ぜて、24日分を無理なく割り振るのがコツです。日曜日や24日だけ少し豪華にすると、平日の中身が小さくても最後まで楽しめます。
- 家庭用は12月1日〜24日の24日分が一般的(2026年の待降節は11月29日から)
- 中身はお菓子10〜12日、小物6〜8日、手紙や体験5〜6日が目安
- 小さな子どもには口に入る大きさの物を入れず、お菓子はアレルギー表示を確認する
- 材料の品ぞろえは店舗や時期で変わるので、11月の早めに下見する

まずは今週中に、渡す相手と24日分の中身の配分をメモに書き出すところから始めてみてください。

