肉まんをレンジでふわふわに温める方法|固くならない3つのコツと、蒸し器・フライパンで蒸すときの目安

肉まんをレンジでふわふわに温める方法のイメージ画像 料理・食材保存

肉まんを電子レンジで温めると、皮が固くなったり、表面だけ熱くて中がぬるかったりしがちです。ふわふわに仕上げるコツは、加熱前に表面を水で湿らせる、ラップでふんわり包んで湯気を閉じ込める、短めに加熱してから1〜2分蒸らす、の3つ。加熱時間は冷蔵か冷凍か、個数、ワット数で変わるので、市販品はパッケージの表示を優先してください。時間に余裕があるときは、蒸し器やフライパンで蒸すと皮がしっとりして、できたてに近い食感になります。この記事では、それぞれの手順と時間の目安、固くなったときの見直し方をまとめました。

肉まんをレンジでふわふわに温める方法は「湿らせる・包む・蒸らす」

電子レンジは、食品に含まれる水の分子を揺り動かして温めます。肉まんの生地は加熱中に水分が湯気になって抜けやすく、そのまま冷めると固くなります。そこで、抜けていく水分を外から少し補い、出てくる湯気を逃がさないようにするのが基本の考え方です。

1. 加熱前に、表面を水で湿らせる

肉まんの表面全体を水でさっと湿らせます。やり方は次のどれでもかまいません。

  • 水道の水にさっとくぐらせる(1〜2秒で十分)
  • 霧吹きで表面全体に吹きかける
  • 手のひらを水でぬらして、表面をなでる

ぬらしすぎると、温めたあとに表面がべたついたり、底が水っぽくなったりします。しずくが垂れるほどなら、軽く振って落としてください。電子レンジメーカーのレシピでも、中華まんが固いときは加熱前に水にくぐらせる、霧を吹くといった方法が紹介されています。

2. ラップをふんわりかけて、湯気を閉じ込める

湿らせた肉まんは耐熱皿にのせ、ラップをふんわりかけます。底に紙が付いている商品は、紙ごとのせてかまいません。ラップをぴったり密着させると、ふくらんだ生地に張りついてしわが寄ることがあるので、上にすき間ができるくらい余裕を持たせます。大きめのラップで肉まんごとゆったり包む方法でも同じように仕上がります。

底に紙が付いていないものは、クッキングシートを小さく切って敷くと皿にくっつきにくくなります。パッケージに「ラップをせずに」などの指示がある商品は、そちらに従ってください。

3. 短めに加熱して、終わったら1〜2分蒸らす

加熱しすぎは、皮が固くなるいちばんの原因です。最初はパッケージの表示どおりか、下で紹介する目安の短いほうに合わせ、中心が冷たければ10〜20秒ずつ追加します。一度に長くかけるより、少しずつ足すほうが失敗しにくくなります。

温め終わったら、すぐにラップを外さず、そのまま1〜2分置いて蒸らします。こもった湯気が生地に戻って表面がしっとりし、余熱で中心まで温まりやすくなります。ラップを外すときは、湯気でやけどしないよう、自分から遠い側からめくってください。

ぬらしたキッチンペーパーで包むやり方もある

水でぬらして軽く絞ったキッチンペーパーで肉まんを包み、その上からラップをふんわりかけて温める方法もあります。湿らせる手間と包む手間が一度で済み、冷凍品のように乾きやすいものに向いています。電子レンジに使えるキッチンペーパーを選び、絞りすぎて乾いたペーパーが皮に張りつかないよう、しっとりした状態で使います。

耐熱皿にのせた肉まんと、表面を湿らせるための小鉢の水

加熱時間の目安と、固くなる・べちゃっとする原因

時間はパッケージの表示を優先する

市販の肉まんは、大きさや皮の厚さ、冷蔵か冷凍かによって必要な加熱時間がかなり違います。商品ごとに確かめた時間がパッケージに書かれているので、まずはその表示に従ってください。表示が500Wで、手元のレンジを600Wで使う場合は、時間をおよそ0.8倍にするのが一般的な換算です。

表示がないとき(手作りしたもの、持ち帰りで冷めたものなど)は、次の表を出発点にして、様子を見ながら足していきます。中くらいの大きさ(1個100g前後)を、ラップをかけて600Wで温める場合の目安です。

肉まんの状態 600Wでの目安 気をつけること
冷蔵・常温のもの 1個 40秒〜1分ほど 短いほうから始めて、蒸らしで仕上げる
冷凍したもの 1個 1分30秒〜2分ほど 中心が冷たければ10〜20秒ずつ追加
2個を一度に 1個の時間の1.5〜1.8倍ほど くっつかないよう間をあけて並べる

コンビニや専門店の大きな肉まんは、これより長くかかります。冷凍の肉まんは、半分に割って具から湯気が立つかを見るなど、中心まで温まったことを確かめてから食べてください。

固くなるのは「加熱しすぎ」と「冷めていく途中」

レンジで温めた肉まんが固くなる理由として、よく挙げられるのは次の2つです。

  • 加熱しすぎ:生地の水分が湯気になって抜け、ぱさついた固い食感になる
  • 冷めていく途中:温め直した生地は、冷めるにつれて固くなりやすい。小麦粉のでんぷんが冷えると締まっていく性質も関係するといわれる

温めたら、なるべく早めに食べるのがいちばんの対策です。すぐに食べられないときは、ラップで包んだままにしておくと表面の乾きをいくらか抑えられます。

うまくいかなかったときの見直し方

こうなった よくある原因 次からはこうする
皮が固い・ぱさつく 加熱しすぎ、水分不足 時間を短くし、加熱前に表面を湿らせる
表面がべちゃっとする 水のつけすぎ しずくを落としてから温める
底が水っぽい・皿にくっつく 皿に直に置いた 底の紙かクッキングシートを敷く
皮がしわしわになる ラップの密着、加熱しすぎ ラップはふんわり、時間は短めに
中だけ冷たい 時間不足、蒸らし不足 10〜20秒ずつ足し、1〜2分蒸らす
半分に割って、中まで温まっているか確かめた肉まん

蒸し器やフライパンで蒸すと、皮がしっとり仕上がる

時間に余裕があるなら、蒸す方法がいちばんできたてに近くなります。湯気で周りから包むように温めるので生地の水分が抜けにくく、皮がしっとりふっくら仕上がります。レンジより時間はかかりますが、何個か一度に温めたいときにも向いています。

蒸し器・せいろで蒸す手順

  1. 鍋に湯を沸かして蒸し器(せいろ)をのせ、湯気がしっかり上がるまで待つ
  2. 肉まんを底の紙ごと、またはクッキングシートを敷いて並べる。ふくらむので、間を2〜3cmほどあける
  3. ふたをして強めの中火で蒸す
  4. 時間になったら1個を割るか、竹串を中心まで刺して数秒おき、抜いた串の先が熱くなっているかで温まり具合を確かめる

蒸し時間は、冷蔵品で10分前後、冷凍品は10〜20分ほどと、商品によって幅があります。ここでもパッケージの表示を優先してください。ふたから落ちる水滴で皮がふやけるのが気になる場合は、ふたを布巾で包みます。布巾の端はふたの上で結び、火に近づかないようにしてください。長く蒸すときは途中で湯の量を確かめ、減っていたら熱湯を足して空だきを防ぎます。

蒸し器がなければ、フライパンで蒸す

ふたのできるフライパンがあれば、蒸し器がなくても蒸せます。

  1. フライパンにクッキングシートを敷き、肉まんを間をあけて並べる
  2. シートの外側から水を注ぐ。直径26cmほどのフライパンなら50〜100mlが目安で、肉まんが水につからない量にする
  3. ふたをして中火にかけ、沸いたら弱めの中火にして蒸す
  4. 途中で水がなくなり、音がパチパチと変わってきたら、少しずつ水を足す

時間は蒸し器と同じくらいを目安に、中心が温まったかを確かめて仕上げます。ガラスのふたなら中の様子が見えて便利です。フッ素樹脂加工のフライパンは空だきに弱いので、水を切らさないようにしてください。

レンジと蒸す方法の比べ方

方法 かかる時間 仕上がり 向いている場面
電子レンジ 1〜2分ほど+蒸らし ふんわり。冷めると固くなりやすい 1〜2個をすぐ食べたいとき
蒸し器・せいろ 湯を沸かす時間+10〜20分ほど 皮がしっとりして、できたてに近い 何個かまとめて温めたいとき
フライパン 10〜20分ほど 蒸し器に近い。底がしっとりしやすい 蒸し器がないとき
湯気の上がるせいろに、間をあけて並べた肉まん

よくある質問

Q. 冷凍の肉まんは、解凍してから温めたほうがいいですか?

A. 市販の冷凍品は、凍ったまま温める前提で時間が書かれていることが多いです。常温で自然解凍すると表面がべたつきやすいので、パッケージに解凍の指示がなければ凍ったまま温めてください。手作りして冷凍したものも、凍ったまま蒸すかレンジにかけるのが一般的です。

保存袋に入れて冷凍した肉まん

Q. 買ってきた肉まんが冷めてしまいました。温め直せますか?

A. 温め直せます。底の紙を付けたまま表面に霧を吹くか、手で軽く水をつけてラップをふんわりかけ、600Wで20〜30秒ほどから様子を見てください。一度蒸してあるので、冷凍品より短い時間で温まります。常温で長く置いたものは傷みやすいので、その日のうちに食べきるようにします。

Q. レンジで温めたのに、中がまだ冷たいです。

A. ラップをかけたまま10〜20秒ずつ追加してください。肉まんのように厚みのある食品は、中心がいちばん温まりにくい部分です。加熱後の蒸らしをしっかり取ると、温まりのむらが減ります。大きな肉まんは、加熱時間を表の目安より長めに見込んでおくと慌てずに済みます。

Q. 皮をカリッとさせたいときは?

A. 先に電子レンジか蒸し器で中まで温めてから、油を薄くひいたフライパンで底を焼くと、底だけ香ばしい焼き肉まんになります。トースターで焼く方法もありますが、表面が乾いて固くなりやすいので、焼きすぎに気をつけてください。

まとめ

電子レンジでふわふわに温めるときに押さえたいのは、「表面を湿らせる」「ラップでふんわり包む」「短めに加熱して蒸らす」の3つです。これだけで皮の固さはかなり変わります。

  • 加熱時間はパッケージの表示を基準にし、足りなければ10〜20秒ずつ足す
  • 温め終わったら、ラップを外さずに1〜2分蒸らす
  • 固くなるのは加熱しすぎと冷めていく途中。温めたら早めに食べる
  • 時間があるときは、蒸し器やフライパンで蒸すと皮がしっとり仕上がる
ガラスのふたをしたフライパンで蒸している肉まん

次に肉まんを温めるときは、加熱前に表面を水で湿らせ、温め終わったら1〜2分蒸らすところから試してみてください。

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